離婚/離婚を決意する前に

最近の離婚原因(DV・浮気など)と判断チェックシート(2ページ目)

離婚をするべきかどうか、迷ったり悩んだりしたときには「10のチェック項目」を目安に、まずは冷静に考える時間をつくるのがポイント。幸せの決断はアナタ自身がするものです!

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド


離婚で悩んだときに確認したい10のこと

離婚するかどうかで悩んだときに、ひとつの目安になるのが次の10項目。チェックしてみてひとつでも該当しないものがあれば、離婚することを今は思いとどまったほうがいいかもしれません。そのくらい、十分に考えて考えすぎることはないのが離婚というものなのです。

□ひとりで生活をしていくには体が資本。健康に自信がありますか?
□半年先くらいまでの生活費の蓄えはありますか?
□蓄えがあっても収入がなければダメ。自力で生活費を捻出できますか?
□民間の賃貸物件や公営住宅、実家など住む場所を確保できますか?
□親が近くに住んでいて、あなたに協力してもらえますか?
□親身になって相談に乗ってもらえる友人はいますか?
□世間一般から見れば、離婚はマイナス。中傷などに耐えられますか?
□ひとりぼっちでいることや孤独と寂しさに耐えられますか?
□ひとり親の子どもにさせる覚悟はありますか?
□家事と仕事をしながら、ひとりで子どもを育てられますか?


離婚を決意するタイミングはいつ?

離婚のタイミング
離婚を決めるタイミングは大切。後悔する前に、まずは初心に帰ってゆっくり考えてみましょう
離婚は、まだグルグルと悩んでいる段階で無理矢理に踏み切るものではありません。離婚を決意するベストなタイミング、それは自分が心の底から納得できた瞬間でしょう。

「親や親戚が知ったらショックだろうな」「子どもが不憫で……」「友人には、どんなふうに話せばいいだろう」こんなふうに、離婚を考えたときに周りの人のことが頭に浮かぶときは、まだ離婚を決意するときではないと思ってください。そこからさらに悩んで苦しんで、「このままでは、自分がかわいそう……」と、思いが自分に向いたとき、それが離婚を決めるタイミングです。

なぜなら、さんざん悩み抜いたあなたのことをいちばん理解しているのは、自分自身だから。「もう十分、涙がかれるほど泣いたじゃない、やれることは全部やって、がんばったはず。この先もずっと悩み続ける人生なんて、幸せっていえるかしら? だったら、次に私がするべきことはなに?」と思えた瞬間、離婚への勇気やエネルギーがわいてくるのです。

また、熟慮の末に、これまでの見栄やプライドを捨てて“元のサヤにおさまる”という選択をしたとしても、それはそれで立派な決断です。いずれにしても、「どうして離婚を考えることになったのか」という現実を自分自身でしっかりと受けとめること。さらに、「どうしたら私は幸せになれるだろう?」と次の段階への意識へ集中ができれば、おのずと幸せの決断が「離婚」または「修復」という形となってあらわられるでしょう。

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