きっかけは友達の上海移住。 当分行けないだろうなあ、と思っていたのに、 あるとき急に気持ちが高まってきたんです。 こうなると、フットワークだけはやたら軽い私。 ついに中国本土へ上陸してきました。タイムリミット2日間。
骨董屋で見つけたバッグと鏡。シンプルでよい形。
上海の空港に降り立ったのは夜8時過ぎ。 ちょうど仕事の都合で日本に帰っていた上海在住の友人と 空港で待ち合わせていざ市内へ。 ところがいきなりタクシ-はパンクしましたよ。 タイヤ取替えのため、しばし外へ。 夜遅いのにやたら人が多い。みんなのんびり夕涼み。 ああ、やっぱり中国って人口多いのかも。
いきなり中国の洗礼。真っ赤な飾りは縁起物?!豫園にて。
次の日は、香港在住の友人とも待ち合わせし、 とりあえず、ご飯が食べたくて豫園に向かう。 この辺はいわゆる観光地。中国的な極彩色の建築がそびえ、 日本人以外にもアメリカ人やフランス人など、 世界各国の人々がカメラを手にうろうろしている。 さらに辺り一面お土産エリアで、あきれるほどに店・店・店で溢れ返っている! 浅草とアメ横と原宿をミックスさせたような雰囲気。 ひとつひとつ冷やかしてたら1日では終わらないでしょう。 いかにも中国!って感じのちょっとどぎつい雑貨も見つかります。 お茶屋や茶器のお店もたくさんあるので、 お土産探しにはホント困らない感じ。 ちょっとヘンテコだったものは、 中国圏へ行ったことある人は知ってるかもしれないけど、 茶器と同じ陶器でできた、子供の人形。 水をかけると、ぴゅーっとおしっこをするのでした。 お茶の湯を捨てたりするときに、いたずらっぽく使うんだそう。
茶器の種類もたくさん。値段もピンキリ、交渉次第。
おいしい小龍包をたらふく食べて、腹ごなしに、またぶらつく。 骨董を多く扱う、 3階建ての古いビルがあったので入ってみました。 中は小さな店がひしめき合い、 埃被った妖しい品々がちまちま並ぶ。 フランス滞在時に、散々キチャナイ店に慣れてはいたのですが、 うーむ、すんごい。でも小躍り。 さらに店員、暑いからか結構寝てる人が多い。 しかも商品の上に横になって堂々と爆睡。 おいおい客が来てるんだよー。
古いものがいろいろ。いい味だしてるよ・・・
ここでは値切れるので、言い値で買ってはいけません。 欲しいと思う値段を強い意志でしっかり伝えた方が いいみたいです。そんでなきゃ買わないよ、というくらいに。 あんまり安く言うと、相手にされなかったりもするけれど、 古い品を優しく丁寧に説明してくれるおばちゃんなどもおりました。 (上海語分かんないって!)
上左:使い込まれた風のカゴ
上右:細工が細かい虫眼鏡とふるい書物
下左:時計、ずいぶんと古びてます。
下右:ミシン、赤が眩しい!
夜はちょうどW杯決勝のため、現地駐在員のお宅に集まってTVを見ることに。 このお宅が、大変センス良くおしゃれでありました! 中国も欧米のように前の人が家具を置きっぱなしに して引っ越すことが多いらしいんだけど、 置いていかれた中国家具などをうまく利用して、 モダンなシノワズリー・インテリアを演出しておりました。 さりげなく置いてあった 漢字模様のシックなティッシュカバーなども、新発見です。 そしてお料理上手な奥様のステキなテーブル・セッティング。 並べられたものはほとんどこちらで買ったものに、 日本から持ってきたものを少しミックスさせているのだそう。 ビーズのナプキンリングや、お箸を留める、リボンを編んだような ぽんぽん型の留めヒモなど、細やかに気配りのある、 大人のかわいさでした。こういった雑貨類は最近開発されて 新しくなった、新天地などで見つかるようです。 日本でいう、お台場とか、みなとみらい、みたいなイメージでしょうか。
ステキなお宅でした。お料理もおいしかった!
次ページでは活気溢れる市民生活エリアへ。 キッチュ・レトロな雑貨も登場
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