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雑貨屋をプロデュースする仕事

昨年11月末にオープンした青山の雑貨屋さん。ここをプロデュースしたマツドアケミさんにインタビューしました。店舗プロデュースの楽しい苦労話がいろいろ。

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

雑貨ガイド



青山に新しい雑貨屋さんがオープンしました。




雑貨屋さんってお店ごとにコンセプトやカラーが出ていて、 その個性がウリになっていますよね。では雑貨屋さんを プロデュースする仕事ってどんなことなんでしょう?? 昨年11月末に新しくオープンしたお店「Arrivee et Depart(アリヴェ デパール)」をプロデュースした マツドアケミさんにインタビューしてみました。


左はお店のイメージでもある飛行機の
モチーフ付きステンドグラスランプ。
右はフレンチテイストのポスター。
あちこちにさりげなく掛かっています。



マツドアケミさんのプロフィール
雑貨と暮らしに関わる個人のHP: zakkazakka.com主宰。 メーカーのアンテナ雑貨ショップを経て独立。 現在はインテリア雑貨&癒し系の記事を主としたライター& ショップのプロデューサーとして活躍中。 Q.お店をプロデュースすることになったきっかけは? 私の運営するHP(http://www.zakkazakka.com)に お店の母体となる会社からメールをいただきました。(なので HPがきっかけなのでしょうかね) その方は大阪の支店にいらして、東京の本社へ月の 半分くらいきていたのですが、ちょうどその頃、私が主催している ”雑貨屋さんになるためのお勉強会”が行われていて、私自身と回りの環境を知っていただこうと お誘いしたところ快く参加して下さいました。 その方がとてもフットワークが軽く、非常に勉強家だったことや 会社が私をとても尊重してくださったこと、そして私自身も癒しと雑貨の コラボレーションに興味があったため是非ともということで 私からもお願いしてプロデュースをさせていただくことになりました。 Q.大変だったこと、思わぬハプニング、などを教えてください。 お店の組み立て方には慣れていましたが、社長さんやその担当者さん からも「マツドさんのお店だと思ってやってください」と言われていましたので 商品の一つを選ぶのにも本当にいろいろと迷いましたよ。 「マツドアケミがプロデュースしたお店」と言われるんですからね。 コンセプトが割と早い段階で私の頭の中にまとまりましたが、それを 形(内装や什器)にまで落とし込むのは戸惑いの連続でした。 が、本当にその担当の方が私を全面的に信頼してくださったことや いいスタッフに恵まれたことでひとつひとつをクリアできたような 気がします。
ハプニングというか...私は当初、建築家にオーダーするつもりで おりましたが、ここでも社長が「マツドさんが思うようにやってみたら」 とおっしゃってくださったので内装、什器も全部私が手掛けることに なりました。が何せその辺は素人ですからね。時間がなかった(物件の 引き渡しから3週間で作ったお店なのですよ)ので選択肢が非常に限られて いて、その中から選んだものが想像と思いきり違っていて... 急きょ開店の5日前に「お願いだから什器を白に塗って下さい」と 工事担当者に頭を下げました。 私はこだわりなどない人間だと思っておりましたが、実はそのこだわりが あったんですねぇ~。それがちょっと自分的に驚きです。   Q.逆に楽しかったこと、笑っちゃうようなエピソードなどありましたら教えてください。 毎日楽しかったです! この担当者のIさんとは 本当にずっと一緒にいたので、違う仕事の打ち合わせにいっても違う人に向かって 「だからね、Iさん」と話しかけていましたよ。 あとは開店前はよく物を探していました。Iさんと私はたぶん人生の半分を  もの探しに費やしているのでしょう。スタッフが入ってくれてからはそれが なくなりました。「あれどこいったっけ?」と言われて探すとばっちり を受けるので、スタッフが整理整頓をしてくれてました。(^^;



ロシア産、チェブラ-シカとゲーナの人形、歌うんです。笑。
マトリューシカなど素朴な民芸グッズも揃ってます。
アンティークのボトルやオールド・パイレックスなども。


Q.お店のウリ、商品構成で気をつけたこと、インテリアのこと、など工夫したこと などは? やはりコンセプトに忠実に!という ことでは商品の一つ一つを選ぶのは本当に迷いました。 このお店は「東京に暮らす旅好きな女の子の部屋」を想定していますので それこそベッドがあったり、バスタブがあったり、生活をとりまくいろんなものが あります。 最近、青山にはクールなお店が多かったのですが、雑貨屋さんの基本に 戻りましょう!ですよね。 お客さまだけでなくスタッフみんな楽しんでいますよ。私が見ていても。 Q.マツドさんの個人的にお気に入りなところはありますか? 私自身、旅と飛行機が大好き!なので飛行機モチーフの雑貨を作ったり選んだり できるのがうれしいです。 お気に入りはパンナムのマグカップ。カナダのマニアから譲ってもらったもの ですが、デッドストックなのできれいです。 タグ(旅行カバンとかにつけるネームタグ)の中に、『PAN AM Crew』 なんていうレアなものがあったり。ボストンバッグなどもありますよ。 あとはチェブラーシュカをはじめとするロシア雑貨。これは業界の人からも どこから仕入れたんですか?と聞かれます。ひとり暮らしをお考えの方にはカリモク60シリーズの白いソファや椅子が絶対のオススメです。


リラクゼーションのコーナー。会社帰りに利用するのも良さそう。
石鹸やバスグッズも充実。
Q.その他、他のお店にはないような特徴はありますか? ショップの奥にリフレクソロジーのサロンとハンドマッサージのコーナーが あります。 店内では毎月テーマにそったお花とアロマが楽しんでいただけます。 女性が心からリラックスできるオフタイム、そして日々の暮らしを楽しめる オンタイムを提案しています。 親ばかとでも言うのでしょうか。本当にいいお店だと思っております。 これからもどんどん情報発信をしていきますので是非遊びにいらして下さい。

Arrivee et Depart(アリヴェ デパール)
東京都港区南青山3-13-21プラース2F
tel 03-5412-0660
fax 03-5412-0671
open 11:00~21:00
URL http://www.arrivee-et-depart.com
E-mail info@arrivee-et-depart.com




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