雑貨/アジア・和雑貨

タイ・バンコク マーケットめぐり

初めて訪れたバンコクは、ハイテクに溢れた近代都市でした。でも一歩奥に足を踏み入れると、のんびり陽気なタイの日常生活があります。今回はバンコクの巨大マーケットをいくつかご紹介します。

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

雑貨ガイド

看板屋台
ウィークエンドマーケットにて


超ハイテク最新技術と南国ならではののんびりムードが漂う不思議な町タイ、バンコク。 ラグジュアリーなスパやマッサージで極楽気分を味わったかと思えば、 度肝を抜くような寺院や遺跡を巡って悠久の歴史に酔いしれ、 スパイシーで複雑な味わいのタイ料理に舌鼓を打つ・・・。 なんだか「遊んだもん勝ち」という気がする町です。 そして呑気で猥雑なマーケットも健在。私はとにかくマーケットが大好き。 今回はバンコクにあるマーケットをあれこれ巡ってきました。 おかしくて可愛くてエキサイティングで風変わりな、バンコクのマーケットをレポートします。

夕涼み?!はナイトマーケット

ナイトマーケット ナイトマーケット
ナイトマーケット ナイトマーケット
ナイトマーケット ナイトマーケット
雑貨、アクセサリーからインテリアまで本当に様々
昼間は本気で恐ろしく暑いバンコクですが、夕方になれば心持ち涼しくなるようです (ほんの心持ちですが・・・)。 ナイトマーケットはその名の通り夜から開かれるマーケット。 バンコクは地下鉄がきれいに整備されており、ここはルンピニー(Lumphini)駅からすぐ。 駅の改札を出ると、マーケットへ向かう出口が表示されているので、 初めて行く人でも分かりやすく、すぐにたどり着けます。 地下鉄の出口を出るとまず飲食できる屋台が広がり、その脇を入っていくと、 ごちゃごちゃっとまるでお祭りのように、小さな店がひしめき合っています。 屋根のある大きな平屋の建物を細かく無数に区切って、そのひとつひとつが お店になっている状態。細い通路をずんずん奥へ進んでいきます。 売っているものはTシャツ、サンダル、アクセサリーなどの衣料品、 タイシルクやお香、ろうそくなどの店が多数ありました。 いかにもアジア!なデザインがほとんどなので、個人の好みに分かれますが、 奥へ進むとアバンギャルドでアーティスティックなものもあったり。 そしていつの時代?と疑うような、場末の土産物も並んでおり (みうらじゅんの”いやげもの”系)、一部のマニアにはヨダレもの?! ありとあらゆるジャンルがごっちゃりまぜこぜになってます。

写真中右は紐状のキラキラした電飾!この手の店も結構多かった。 繭玉を使っていたり、カラフルな色合わせだったりで、 コーディネート次第ではインテリアに活用できそう。 またタイフードや南国フルーツを模ったミニチュアがいっぱい。これはお土産に便利。 写真中左のように、籠や陶器のお皿にたくさん盛られたものや、 屋台を模した精巧なものなど、小さいのによく作ってるなあ、とつい見入ってしまいます。 写真右下は缶をリサイクルして作ったおもちゃ。 バンコク名物の乗り物トゥクトゥク(3輪のバイクでタクシーのように使う)です。タイ人は日本に負けず劣らず手先が器用みたいです。

このマーケット、道は狭いけれどとにかく広い!全部見るのはきっと無理。 今回ヘトヘトになりました。 疲れたらカフェやレストランも近くに併設されているので、 ちょっと一休み。 またタイはマッサージの本場。足が痛くなったら、気軽にマッサージを受けられる店が あちこちに点在しています(料金も安い)。欲望の赴くままふらふら巡っていると、 気づけばどっと疲れているので、最後はマッサージで締めてすっきり。

週末はウィークエンドマーケット

ウィークエンドマーケット ウィークエンドマーケット
巨大で暑くて大混雑!体力勝負です。
土日にバンコクを訪れることがあったら、ウィークエンドマーケットへ。 こちらも地下鉄のカンペーン・ペッ(KamphaengPhet)駅からすぐです。 マーケット好きにはたまらない場所ですが、暑くて狭くて汚いのでそれなりの覚悟も必要。 水とウエットティッシュ持参で挑むべし! 昼ごろにはたくさん屋台が出るのと、人が多くて大混雑するので、異臭と熱気で 倒れそうになります。できれば午前中の空いてるときに行くことをおすすめします。

ここは上述のナイトマーケットよりさらに巨大。通路は細く複雑に入り組んでおり、屋根があるので見通しも 悪く、ウロウロしているうちに方向感覚を失います。人が増えてくると 道が人で埋め尽くされてまるで行列。通るのにも一苦労。一応たまに現在地の看板があったり、 道のナンバーが書いてあったりなかったりしますが、方向音痴の私には 到底当てになりませんでした。 迷子を楽しむ!くらいの心構えで、気に入ったら即購入。同じ店には二度といけませんから(私の場合)。 一緒に行った友達とはぐれ、待ち合わせ場所を決めておいたにも関わらず、 その場所を探してまた迷子、という状況にもなりかねません。 絶対はぐれないよう手でもつないでおくか、はぐれたらさようなら、 くらいの意気込みで。結局あまりに果てしなく広いので、全貌は分からないままでした。

マーケットには衣料品や雑貨、アクセサリー、食器、古本、骨董、花、ペットまでありとあらゆるものが 売っています。一日見ていても飽きない品揃えですが、たぶん一日いるほど体力は持ちません。 タイ人の売り子達はおしゃべりしたり、ごはんを食べたり、気ままにマイペースに 店番をしています。南国特有の呑気な様子を見ているだけでも楽しい。 以下マーケット内の風景を写真でご紹介します。

ウィークエンドマーケット ウィークエンドマーケット
ウィークエンドマーケット ウィークエンドマーケット
カゴ屋さん多いです。ざっくりと素朴なものから精巧な工芸品まで


ウィークエンドマーケット ウィークエンドマーケット
ウィークエンドマーケット ウィークエンドマーケット
上:昔ながらの金物屋。アルミ素材などペコペコしたキッチュさがかわいい
下:なぜかラッピング用品店多し!紙やリボンの種類が多くてつい夢中になる


ウィークエンドマーケット ウィークエンドマーケット
ウィークエンドマーケット ウィークエンドマーケット
チベットなどアジアの民族手工芸品が目を引く。探せば掘り出し物が見つかるかも。
古びた取っ手やドアノブなど、面白い古道具もたくさん積んでありました。


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