雑貨/生活雑貨・デザイン雑貨

中央線物産館って何?(2ページ目)

杉並区役所のある阿佐ヶ谷に、不思議ショップがオープンしました。「中央線物産館」という強烈なネーミング。果たして何が売っているのやら・・・?魅惑の中央線ワールドへおそるおそる潜入!

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

雑貨ガイド



オブジェ
オブジェのような物体。実はパカっとフタが開いて、物を入れられる。


では実際何が売っているのか、店内をもうちょっと眺め回してみます。 一瞬むむ?と首をかしげるようなデザイン、でも普段の暮らしの中で きちんと使えるものが集まっています。上の写真の白い物体は、京都のデザイン・プロダクションauraの「 Mold Packo」。モールドという技法で、新聞古紙をリサイクルした作品です。 素朴なテクスチャーとモダンなスタイルが絶妙バランスで、たくさん並べると現代アートのよう。 でも実用としてラッピングや小物入れにも利用できるんですね。収納だってアートになるのです、びっくり。

気の効いた遊び心を暮らしのスパイスに

つい手に取って、ひっくり返して見たくなる 写真上左のミニチュアのお家は、PULL+PUSH PRODUCT デザインのインセンスポット。素材は家を建てるのと同様のモルタルが使われています。 セメント特有の少しムラのある色や手触りも味わいのうち。お香を灯すと煙突から煙が出て、窓にぽっと 明かりがもれます。上右の虹のようなノートは美篶堂のオリジナル。 ページの色によってペンの色をコーディネートしてみたら楽しいかも。左下はマウンテンマウンテンのぬいぐるみ。 ディティールまでしっかりしているので、へんてこポーズを作ったりして遊べます。右下のランプはオランダのデザイナーのもので、なんとフェルト製! 切り絵のように幻想的にちょうちょや草花が浮かび上がります。 「こんなラインナップのせいか、面白がって何時間も居座っちゃうお客さんもいるんですよ。 近所のおばあちゃんから、アートディレクター、芸能関係者など、様々な人種が集まるのも 中央線っぽくて楽しい。こういった地元密着コミュニティから新しい流れを作れたらいいな、 と思っています」。




使いやすくてユニークなテーブルウェアたち

お茶の時間がちょっとワクワクします。 テーブルウェアも豊富です。どれもちょこっと小技の効いたセレクト。 上左はウィリアム・ウォレンのデザイン。どっかで見たことある絵柄だなあ、 と思ったら、BLUE WILLOW PATTERNという、中国からイギリスへ伝わった 伝統的なパターンだそう。わざとプリントをずらしたり、大きさを間違えたりして、 へんてこムードをアップさせた作品。上右は香港のデザイン集団Chillichillyのもの。 鏡のようになったソーサーにカップを乗せると、イラストが映りこんで森や草原ができあがります。 左下はドイツのデザインレーベルが作った不思議カップ。 陶器のユーズドカップの下に、ワイングラスの足が付いています。 お酒にもコーヒーにも、どっちに使ってもいいし、 オブジェとして飾っても、ププッと笑えるインパクト。 そして右下はチェコのデザインレーベルQUBUSのグラスやカップたち。 紙コップのフォルムを繊細で美しいガラスに仕上げたり、 伝統的デザインの陶器に赤クロスでキリッとモダンに引き締めたり。 うっとりするようなおとぼけ感に心躍ります。 どの商品も、ちらりと見たら「ハテナ??」なんだけど、噛めば噛むほど病み付きにさせるこの魅力こそ、 中央線的デザインなのかもしれません。


ディスプレイ ディスプレイ
左:片隅にこそっと置かれたパンダ親子発見。
右:ジョージ・ネルソンの時計はオーナーお気に入り(非売品)。


商品 商品
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