島根県へ行ってきました。
島根県の出雲から、車で10分くらいのところにある、出西窯を訪ねました。 出西窯は1947年、5名の若者たちによって開かれた窯元です。 しかし当時、陶芸の経験はまだ浅かった若者たち。次第に進む道に迷いが出てきたとき、 柳宗悦の著「私の念願」と出会います。その後、河井寛次郎、浜田庄司、 バーナード・リーチ等々、民藝運動の中心人物たちとの交流を経て、自分たちの目指すもの、 「用の美」を確立していきました。
まだ人気の少ない朝一番に出雲大社でお参りをし、”善い気”をまとったような気分でそのまま出発! 山のふもとにぱあっと広がる田畑。おいしい空気。清々しく爽やかな風景の中、 のんびりと大らかに立ち並ぶ、工房や展示館が現れてきました。 そしてその脇には壺や器がぽつぽつと無造作に置かれ、 のどかで素朴でつつましい、温かく豊かな暮らしが伺われました。
地元の材料を使い、土作りから全てを行う
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