マットブラックをベースにしたシンプルシックな外観。
本物そっくりの造花を使ったディスプレイも目を引きます。
じわじわと活気付いている東京東サイド。 クリエイターやデザイナーが移り住んでアトリエを構え、 個性的なショップやカフェ、ギャラリーなども増えています。 東サイドは元々問屋が多く、ものづくりをする人やお店を始める人にとっては、 材料や道具を調達するのに便利な場所。 そんな問屋街の一角に、花とクラフトを融合した新しいショップ 「east side tokyo(イーストサイドトーキョー)」がオープンしました。
ヨーロッパのように、日常の中で花を楽しめる空間を
ベルギーのD&Mdepotはじめシックなフラワーベースが多数揃う。 |
この店は、ラッピングや紙袋、リボンなど包装資材を販売する、 株式会社シモジマが運営する新業態店です。 シモジマでは以前より、卸売り事業でありながら、業者から一般まで幅広く利用できる小売店を運営していましたが、 この新しい店でも、花やクラフトを趣味で楽しみたい一般の方から、花事業を営むプロまで、誰もが満足のいく 品揃えを目指しています。
豊富なアートフラワーはオランダ、シルカ社のもの。
洗練された品の良い色使いと質感が特長です。
建物は地上4階までが店舗スペースとなっており、 クラフトやフラワー資材を中心とした、各階テーマを決めた商品構成になっています。 その中でも特筆すべきは1階のフラワーコーナー。 わっと押し寄せてくるように、色とりどりの花がたっぷりと陳列されています。 あまりの瑞々しい色彩に嘘かと思ってしまいますが、これらは全て造花。 しかし造花とは思えないほど精巧でデリケート、 上質でエレガントな質感なので、安っぽさは全く感じません。 造花なのでメンテナンスの必要がなく、気軽に 花として飾る他、ファッションやアクセサリーにも活用できそうです。 花の国ともいわれるオランダの代表的ブランド、シルカ社のものを 輸入しています。 約2000アイテムほど揃っており、シーズンに合わせてディスプレイも変化していきます。
また、フラワーベースはベルギーのD&Mdepotをはじめ、国内最多の2000アイテム。 ガラス、陶器、金属など素材もカラーもバリエーション豊富。 気軽に使えるゴム製などもあり、ベルギーならではのシックなデザインで、 花を一層美しく際立たせます。 花器としてはもちろん、器のようにテーブルで活用したり、インテリアの一部として アイディア次第で幅広い用途を楽しめます。
まるでヨーロッパの花屋さんに来たような気分。
インテリアのお手本にもなります。
今回、店舗をプロデュースしたのは、長年花関連事業に携わり、海外経験も豊富で、 インテリア関連の展示会企画や インテリア雑誌で海外取材のコーディネートを務めたりと 幅広く活躍している平田倫子さん。
「ヨーロッパでは、一般の家庭でもフラワーベースを家に4,5種類 は常備しています。彼らにとって花は身近で日常的な存在。 花屋さんも心得ていて、お得意様がどんなフラワーベースを持っているかちゃんと把握しているんです。 町の普通の小さな花屋さんが、あのベースだったら、今の季節はこの花がいいんじゃない?なんて提案をするんですよ。 日本人は花や自然の好きな人は多いのに、インテリアとして家に花を飾る習慣はまだまだ。 もっと気軽に親しみをもって花と接して欲しいという想いが、 今回の店にも込められています」。
アウトレットでこのレベルの高さ。掘り出し物が見つかります。
さてさて、店の片隅にはお得な「アウトレットコーナー」もあります。 ちらりと覗いてみると、 高級フラワーベースとして人気を誇る、ベルギーのドマーニ社のベースが ずらり。こんな素敵な花器をアウトレットでいいの?とびびってしまうような品揃えです。インテリアショップのような高感度セレクトでありながら、 問屋街ならではのお得感もしっかり備えた嬉しいお店なのです。
次ページでは、クラフト関連を販売するコーナーをご紹介します。