マタニティウェア/マタニティ下着・産後下着の選び方

産後の体型を戻す、下着の選び方(2ページ目)

初産では「元に戻さなくっちゃ!」と意識も高かった産後の体型戻しも、2人目、3人目となると「戻らないのは仕方がない」と諦める人がチラホラ。また20代前半のママよりも30代後半以降のママのほうが全体的に体型戻しに消極的という話も。でも、もし忙しい育児の合間に簡単にできる体型戻しの技があったら? 卒乳後もバストを垂れさせないなど、体型戻しのノウハウをお伝えします。

青木 愛

執筆者:青木 愛

マタニティウェアガイド

妊娠中から出来る、体型戻しとバストキープの基本の「き」
ブラジャー編

AKKA

日本人ママが考案したランジェリー好きも満足のマタニティブラ「AKKA」。最近では、華やかなデザインも人気

妊娠初期、みなさんは自分の胸が1カップ~2カップも大きくなり、見たこともない豊満なバストにちょっと喜んだかもしれません。また張りも出るので、「セクシーなプロポーション」になったようにも感じます。そして体重はその後、妊娠中期から後期にかけて目に見えて増加します。元の体重より5キロ、10キロ、15キロと増えていく過程で、アンダーバストもトップバストもカップも、それまでにないスピードで大きく変化していきます。

さらに産後に授乳を考えていらっしゃる方は、授乳の度に母乳がたまって大きくなったり、反対に吸われて小さくなったりする胸を体験するでしょう。その間、体重も徐々に戻りますので、アンダーバストも母乳を出す胸とは反対に、緩やかに元に戻っていきます。

こうした劇的に体型が変化する、妊娠中の9ヶ月と産後の9ヶ月には、バストを垂れさせないために「3ヶ月毎にブラを採寸する」ことをオススメします。

妊娠3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月で、計3個。出産後3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月で、計3個。この劇的に体型が変わるときだけで結構ですので、この時だけは、細かな採寸にこだわってみてください。産後、授乳されるという方は、授乳をしていない時にブラジャーを外さないことが肝心です。よく「赤ちゃんがしょっちゅう母乳を欲しがるので、家では裸族なんです~(笑)」と、ブラジャーを着けずに部屋着で過ごされるママがいらっしゃいますが、これでは脱乳後、母乳が消えた後に悲しく下がった胸と出会うことになります。

またブラジャーは着け方も重要。正しいサイズのブラジャーを正しく着けてこそ、効果が発揮されます。これには熟練フィッターさんがいるランジェリーショップで、ブラジャーの装着の仕方をこの機会に習われるといいでしょう。

ちなみにですが、簡単に言葉で説明をさせていただくと

  1. ワイヤーの横サイドを上向きに持ち上げながら、背中~下胸のお肉をカップの中に入れる。
  2. アンダーバストにあたるブラジャーを持ちながら、脇の下のお肉をカップの中に入れる。
  3. ストラップを前から後ろに持ち上げるようにひっぱりあげて、位置を調整する。
  4. 背中側のストラップを整える
  5. バストのトップの位置が、肩とひじの真ん中より上にあることを確認する。
  6. カップの外に、贅肉がはみ出していないか確認する。

この6つのステップを踏んで、起きている間は妊娠中も授乳中も、正しいサイズのブラジャーを正しく装着することのみ、気をつけてください。

妊娠&授乳中は、デコルテの皮膚を絶対に伸ばしてはいけません。ホルモンバランスが元に戻り、通常の体型に戻った時、それまであった胸の張りもなくなります。卒乳後も高い位置でバストをキープするために、3ヶ月毎の採寸(サイズのあったブラジャーを購入)することを忘れないで下さい。

日常生活をしながら、どこに通うことなく、産後のバストの垂れを予防する。それがこの「ブラジャー3ヶ月毎の法則」です!

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