夜逃げ問題
今回は、当社管理スタッフが実際に経験した夜逃げ談をご紹介しましょう。

「ボーナスカット」「派遣切り」「会社の倒産」などいわれている昨今、日々切り詰めた生活を過ごしている入居者も多数いると思います。夜逃げは、急にあなたのアパートでも起きるかもしれない深刻な問題なのです。

■始まりは、他の入居者からの電話



先日、怒鳴り声の電話がかかってきました!

「1階の●●●号室が臭い!何とかしてよ」

この電話を受けた時、何事かと思いました。すぐに入居者に電話してみましたが、もう電話は使用停止になっていました。

そこで、すぐに鍵を握りしめ、スタッフ数名で見に行くと・・

見事に室内・ベランダともに、酷くゴミが散乱しており、足の踏み場はなく腐臭に見舞われ散々たる光景だったのです。

この部屋は法人が借り上げており、派遣社員の方が住んでいました。
そこで、なぜ夜逃げを把握出来なかったのか、法人に聞いてみると・・

夜逃げをした入居者は、もうその法人では働いておらず、家賃を払うとの約束で、そのまま住みついていただけだったのです。

今回のケースは、法人が片付けと家賃を支払うとの事で同意していただきましたが、個人の場合では、こんな簡単にはいかなかったと思います。

■夜逃げには2パターンがある



夜逃げには、次の2パターンがあります。

1.室内を空っぽにして夜逃げ
2.荷物を残したまま夜逃げ

1のケースであれば室内に荷物がないので、次の入居募集に向けたクリーニングが行え、入居募集も速やかに行う事ができますが、2のケースは荷物があるので非常に厄介です。

勝手に荷物を処分した後、もしかしたらその入居者が帰ってくるかもしれません。
そんな時、「あの荷物はすごく大事なものだった。賠償しろ。」などと因縁をつけられてしまうかもしれません。

そこで、荷物は勝手に処分しないで、家族や連帯保証人に引き渡す事が重要です。

また保証人がいない場合、連帯保証会社が入っていれば、処分など連帯保証会社が行うので大家さんや管理会社の手間はありません。

連帯保証会社に入っていなかった場合、勝手に処分する事はできなので、置いてある荷物をリスト化し、現場写真を撮影した後、倉庫などに保管します。そうすれば、後で問題が起きにくくなります。

また明らかに夜逃げの場合は、防犯上速やかに鍵交換を行いましょう。そうする事で、無断入居・物取りなどの犯罪を防ぐ事ができます。

今回は、実際に起きた夜逃げと、その後の処理についてお話をさせていただきました。夜逃げは、人ごとではない身近な問題になりつつあります。そこで次回は、夜逃げを未然に防ぐ可能性を高める方法について詳しくお伝えします。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。