床材の張り分けで機能とセンスのアップをするリフォーム
フローリング全盛時代と言われる現代の住まいですが、フローリングは木製なのでやはり水に弱いという特徴があります。そこで、フローリングとタイル、石材を張り分けて、より機能的な住まいになるようリフォームしましょう。床をメープルの無垢材と御影石で貼り分けたミニコーナー。
ダイニングやリビングでテーブルの下だけ石やタイル貼りにリフォームすれば、こぼした飲食物や椅子の脚でも傷みにくいのはもちろん、床暖房を設置すれば、夏は涼しく冬は暖かく、掃除も楽になります。また風雨が吹き込みやすい窓際の床だけをタイルや石張りにするアイデアもあります。
床は全て同一の素材でなくてはいけないという事はありません。機能とデザインを両立させる床の張り分けで、楽しいリフォームにしましょう。窓際の床をタイル張りにするリフォームのアイデアと実例は下記でご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
■床タイルの張り分けリフォームで便利快適に暮らす
リビングから続く庭にも同素材のタイルを敷きこむリフォーム
室内の窓際の床にタイルや石材を張ったら、そのまま同じ素材で庭やベランダなど屋外にも続けて張れば、アウトドアへ連続する空間を作ることができます。ポイントは、内と外に強い一体感を持たせること。内外の床材を揃えることで、リビングが広々と感じられるようになります。リビングの床に続けて屋外にもメキシコ製タイルを張り、リビングを広く見せている(三井ホーム)
上は吹き抜けのあるリビングから続くアウトドアリビングの様子です。このリビングの床の仕上げはメキシコ製の素焼きタイル。そして南側に大きく開けられたサッシの向こう側にも同じ床材を張り、アウトドアリビングにしています。
リビングに広がりを感じさせるフローリングの敷き方や、ウッドデッキの設置のコツは下記でご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
■ガーデニングの簡単リフォームでリビングが広くなる!
床と壁を白いタイルで仕上げたパウダールーム
下の写真は、腰壁と床を白いタイルで仕上げたクラシックなイメージのパウダールームです。水まわりは白色がとても映える空間です。タイルは高級感があり、熱や水に強い特徴があります。ビニールクロスや合板フローリングに比べれば費用は掛かりますが、部分使いでタイルを取り入れれば、機能面でもデザイン面でもひとクラス上の空間を作ることができます。外国の雑誌に出てきそうなタイルで美しく仕上げられた白いパウダールーム(三井ホーム)
タイルを使うリフォーム術は下記で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
■隠し味はタイル! 格上リフォームのススメ
■エコな壁タイルリフォームで快適部屋づくり
モデルハウスで見つけたリフォームで使えるアイデアは他にもたくさんあります。下記のページに、モデルハウスに学ぶリフォーム術の記事をまとめてありますので、ご覧になってみて下さい。
■モデルハウスに学ぶリフォーム術 -INDEX-
【関連記事】
■自然素材リフォームで快適健康な家作り
■壁材に木を使うリフォームで温もりインテリア
■フローリング張替えリフォームの注意点
■リフォームでトイレの床にどれ選ぶ?
Copyright(c)2013 一級建築士事務所 Office Yuu,All rights reserved.