今回はログハウスメーカーであるビッグフットの代官山・総合展示場を訪ね、広報担当・木村さんにいろいろ聞いてみました。

ログハウスの魅力とは?

外観
自然の風景に融け込むログハウス。アウトドア派には人気のタイプだ
■非日常空間を味わえる
別荘を建てる際に、多くのオーナーさんは、日常から脱出して非日常的な空間が感じられるものを建てたいと思っています。日常の家は、マンションであったり一戸建てであったりしますが、いずれにしても木が少ない場合が多いのではないでしょうか。

そこでログハウスの場合は、ほとんどが木でできていますから、その空間に身を置くだけでも非日常を感じられるわけです。しかも天然木だけの住宅は、森の中に入ったのと同じ状態。天然の木は伐採後もフィトンチッドという成分を放出するということは、知られていますが、そのフィトンチッドが人間の自律神経を安定させ、ストレスをやわらげてくれる、いわゆる森林浴効果があるのです。

木の香りや木の温もりなど、嗅覚、視覚、触覚など五感でヒーリング効果を感じ、気持ちよく過ごすことができます。

■道具としてラフに使える
別荘では庭仕事をしたり、バーベキューをしたり、薪を割ってストーブを焚いたり……。アウトドアとつながりながら過ごすことが多いので、ラフに気兼ねなく使えると楽しいですね。傷つけたり、汚したりしてはいけない……と思いながら過ごすのでは、せっかくのリゾート気分が台無しです。

「ログハウスの場合、自然の中の遊びの基地と考え、道具として使って欲しいのです」と木村さん。木は年月を経るとともに深いアメ色に変わり、ついた傷も味わいになり、愛着も深まります。使い込めば使い込むほどいい味が出る、それがログハウスの魅力なのです。

■断熱性や調湿性などの機能にもすぐれている
断熱性の高さは、ログハウスがもともと北米や北欧などの寒い地域に多いということから想像できるかもしれません。単に丸太だけで断熱材も使っていないのに、なぜ断熱性が高いのでしょう? それは木そのものが持つ断熱性の高さに理由があります。

木は自身の細胞に含まれる空気が、外部からの熱を遮るため、その断熱性はコンクリートの約12倍。ログハウスの場合、その優れた断熱性を持つログ材の厚みも10数センチ~30センチ超までと、分厚い壁を形成します。床+天井と合わせ、全て無垢材に囲まれて、一度暖めると熱を逃さない特性を発揮します。

また無垢の木には調湿性も備わっています。木は伐採後も水分呼吸しており、湿度が高ければ水分を吸収し、低ければ放出するので、室内の湿度が快適に保たれるといいます。「夏涼しく、冬暖かいというのは湿気を吸うことで涼しさを感じるわけです」と木村さん。洗濯物が良く乾くとか、結露が出にくいというのもこの効果のひとつです。

ログハウスの種類

ログハウスにはいくつか種類があります。

■丸太をそのまま使うログハウス
丸太
太い丸太がしっかり組み合わさっているダイナミックなログ
ログハウスといえば一番イメージしやすいのが、このタイプでしょう。丸太を組み上げたダイナミックなつくりで、デザインもシンプル。自然の風景にしっくり融け込みます。
この丸太は取材したビッグフットの場合、平均33センチ以上で、ダグラスファーやスプルース、レッドシダーなどの種類があります。なかでもレッドシダーは、防腐・防虫効果が高く耐久性にすぐれているようです。

■マシンカットの材を使うログハウス
ビッグフットでは、厚さ140ミリの分厚い無垢材をD型にカットしたものと、厚さ113ミリの角型のものの2種類あります。D型は、外側が曲面で内側がフラットにカットされているので、外観を見れば丸太を組み合わせたように見え、室内に入ると木目の美しい内壁になります。丸太では室内に家具を置く場合、どうしても壁にぴったりあわせることができませんが、このマシンカットなら室内を有効活用できるわけです。無垢材なので、材の乾燥により表面にひび割れも出ますが、それも自然の風合いとして楽しめます。

一方、角型はパイン材を年輪の中心で2つに割り、強制乾燥させた後、木の表皮側を背中合わせに圧着して成型した材を用いたラミネートログ材。木肌の美しさを楽しみながら、ラミネートなのでねじれや狂いが少なく、表面のひび割れもあまりありません。そのため、ログハウス特有の材の収縮による調整などの手間が省け、居住性に優れています。

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