リフォーム費用/部屋・空間別リフォーム価格実例

10万円から始められる洗面化粧室リフォーム(2ページ目)

毎朝お世話になっている洗面化粧空間。今回はその洗面化粧室のリフォームプランを予算ごとに3つ挙げて、それぞれにかかる概算費用相場をご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

45万~80万円で検討するシステム収納プラン

システム洗面化粧台

収納スペースたっぷりの洗面化粧室は、生活にゆとりと落ち着きを与えてくれることでしょう。(画像提供:株式会社INAX

洗面化粧室は脱衣室を兼ねることが多いため、どうしてもモノが雑然と置かれてしまいがちです。洗濯機が場所を取ってしまっていたり、バスタオルやドライヤーといった小物類がたくさんあって、収納スペースが足りなくなっていたりと、洗面化粧室の収納問題は結構深刻です。

そこで、システム洗面化粧台の登場です。システムキッチンでよく見かけるような吊戸棚や、奥まで使いやすい引き出し式の収納など、使う人のことをよく考えてくれています。また人の動線(動くルート)を考慮し、出入りしやすく使いやすい空間を作るのにも非常に有効な住宅設備です。

洗面化粧室の広さにもよりますが、間口750~1600mmくらいまでの化粧台と収納の組み合わせが一般的です。洗面化粧台の本体価格は20万円台~60万円台くらいまでレパートリーが豊富で、工事費を含めたリフォーム費用の概算相場は45万~80万円くらいです。

【システム収納プランの概算相場】
概算金額45万~60万円
※給水・給湯管切替工事、排水管工事、電気工事、壁・床補修工事、既設化粧台処分費を含む

100万円超でホテルみたいな空間を作るオーダーメイドプラン

置き型洗面器

輸入水栓や洗面ボウルを組み合わせて作る贅沢なドレッサールーム。思わずうっとりしてしまいますね。(画像提供:株式会社リラインス

最近は「こだわりの洗面化粧室をオーダーメイドで作りたい」というご要望も多いようです。化粧台メーカーのオーダーメイド型システム化粧台なら、間口ぴったりのカウンターも可能です。さらに、化粧台本体の間口に余裕があれば、ダブル(二連)の洗面ボウルを導入できます。他にも洗面カウンターをタイル貼りにしたり、海外ブランドのデザイン水栓金具を使ったりと、パーツごとにこだわりを出すのも、リフォームの楽しさです。

こだわりの洗面化粧室のイメージを、1から膨らませていくのでは難しいという方には、メーカー製のシステム化粧台を基本として、水栓金具にこだわってみるとか、ボウルの形状や色を指定したりしてプランニングする方法もあります。フルオーダーメイドよりも自由度は若干落ちますが、最近では選べるオプションの種類が増えてきているため、リフォームのイメージを描きやすいというメリットもあります。

【オーダーメイドプランの概算相場】
概算金額65万~100万円以上
※給水・給湯管切替工事、排水管工事、電気工事、壁・床補修工事、既設化粧台処分費含む

毎朝慌しく過ぎる洗面&化粧タイム。素敵な洗面化粧空間を夢見ていても、現実はタオルや洗濯物、ハミガキなどが乱雑に並べられ、その家の慌しさを垣間見せる空間になってしまいがちです。

今回の記事では、かなり贅沢なリフォームプランもご紹介いたしましたが、朝起きて、その日の自分と初対面する場所だからこそ、洗面化粧室はもっと大切にすべき空間だと思います。家族の数だけ使い方がありますから、ぜひ一度ご家族全員で、これらのリフォームプランを参考に話し合うことをお勧めいたします。


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