リフォーム費用/悩み・目的別リフォーム価格実例

オール電化住宅をリフォームで手に入れる!(2ページ目)

最近テレビCMでよく見るオール電化住宅。既存の住宅をリフォームでオール電化住宅にするにはいくらくらいの費用がかかるのか、設備毎の概算工事費と工事のポイントをご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

やっぱり快適度が違う床暖房。家具の配置計画が価格に影響する!?

床暖房
床を張り替えずに済む上張りタイプのものや、デザイン性に優れたものなど、種類も豊富になってきました。(画像提供:松下電工)
暖房のことをあれこれ考えるシーズンは過ぎてしまいましたが、床のリフォームをご計画中であったり、来シーズンのことを考えると、早めの検討がおすすめなのが「床暖房」。室内で火を使わないので空気を汚さず、また足元から熱で暖めるので、ホコリを舞い上げず、暖房の鉄則「頭寒足熱」を考えても、床暖房は人にやさしいシステムと言えます。

最近ではリフォーム用として、現在の床の上にそのまま施工するタイプが普及してきていますが、現在の床が痛んでいないこと(床鳴りがしないなど)や、床の下に断熱材が入っていることが条件になります。また、既存の床と床暖房部分との間に12~15ミリ前後の段差が生じますので、その段差を見切り材などで解消しておく必要があります。

またベッドやソファーの下など、温める必要のない床には、「周辺フロアー」と呼ばれる床材を設置すれば、見た目は同じでも床暖房の設置面積を少なくすることができ、設置コストを抑えることができます。家具の配置計画を、事前に業者と打ち合わせしておくことをお勧めします。

【床暖房(洋室10畳)導入の概算費用】
床暖房床材 40~65万円
+ 工事費 10~15万円
――――――――――――
概算工事費合計 50~80万円
※工事費には床暖房設置工事費、電気工事費、専用回路配線工事が含まれます。
※既存の床に重ね貼りするリフォーム向け床暖房を利用した場合。床を補修する場合は別途費用となります。


防音性能を持った床暖房も発売されていますから、マンションにお住まいの方でも、導入可能になっています。今後もますます床暖房のニーズは高まっていくことでしょう。

我が家を発電所にするソーラーシステムは180~300万円

太陽光発電
サンサンと降り注ぐ太陽の恵みを生かす究極のエコ商品、ソーラーシステム。
太陽光発電システムは、屋根に設置した太陽電池モジュールが発電した電力を利用したり、余った電力は電力会社に売って(これを「売電」と言います)、発電量が足らない場合や夜間などは、従来通り電力会社から電力を買う(「買電」と言います)ことで光熱費を節約するというものです。

住まいの屋根の形状や向き、また立地場所によって条件が異なってきますが、業者に見積りを依頼するときは、現在の光熱費についてもあらかじめ調べておき、費用対効果が期待できる設計をしてもらうようにしましょう。

【太陽光発電システム設置の概算費用】
太陽光発電モジュール・機材 130~230万円
+ 工事費 50~70万円
――――――――――――
概算工事費合計 180~300万円
※工事費にはモジュール設置工事費、架台工事、電気工事が含まれます。

標準的な一般家庭で推奨される出力規模は3~4kWと呼ばれるものです。1kWあたり70万円前後が設置工事費の目安になります(補助金などは含まず)。

オール電化住宅は意外と身近なものになってきています。今回の記事ではオール電化に関するメニューを概略としてまとめてみましたが、それらの概算工事費を知った上で、信頼できる業者探しの参考にしていただきたいと思います。

【関連ガイドサイト】
All About「オール電化住宅」

【関連記事】
太陽光発電は、何年で“もと”がとれるの? 太陽光発電の損益分岐点(環境を考えた住まい)


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