大人気のオール電化!(画像提供:TEPCO 東京電力) |
しかし、意外とオール電化住宅にするためのリフォーム費用については、なかなか触れる機会がないようです。今回は、「IHクッキングヒーター」「エコキュート」「床暖房」「太陽光発電システム」といった設備ごとに、概算工事費と工事のポイントをご紹介します。オール電化住宅にするにはいくら位かかるのか、早速みてみましょう!
IHクッキングヒーターは20~45万で導入可能!
デザインもおしゃれで掃除がしやすいIHクッキングヒーター(画像提供:HITACHI) |
では早速「IHクッキングヒーター」をリフォームで導入するためにかかる費用について見てみましょう。
【IHクッキングヒーター導入の概算費用】
IHクッキングヒーター本体価格 15~35万円(ビルトインタイプの場合)
+ 工事費5~10万円
――――――――――――
概算工事費合計 20~45万円
※取付工事費には専用回路配線工事、ガス台撤去処分、ガス閉栓工事、諸経費を含む。
※最近の住宅やマンションでは宅内まで200Vがすでに引き込まれているため、上記費用でIHクッキングヒーター導入工事は完了しますが、宅内まで200Vが引き込まれていない場合は、別途電気工事が必要です。この場合は電力会社や電気工事業者に調査を依頼し、別途見積りをもらうようにしましょう。
IHクッキングヒーター本体の商品ラインナップは豊富にありますが、火力と使い勝手、IH未対応の鍋でも使える、といった機能面でそれぞれ特徴があります。あらかじめメーカーのホームページなどで機能・仕様を確認して、我が家にあったIHクッキングヒーターを選ぶようにしましょう。
エコキュートは、驚きの省エネ・節約効果が!
省エネ性能に優れたエコキュート。用途や機能に応じて様々なタイプがあります。(画像提供:コロナ) |
【関連記事】
・最近よく聞く?!「エコキュート」ってなに?(住まいの設備)
しかし、ガス給湯器に比べて、本体価格が高めであることや、お湯を貯めておく貯湯ユニットの設置スペースの問題などがあります。また井戸水を利用している場合、エコキュートの利用はお勧めできません。井戸水中に含まれるミネラル分(カルシウムなど)が機械内部の目詰まりなどを起こしやすくし、故障多発の原因となり、耐用年数が極端に短くなります。よって本体が高額なエコキュートではコスト面で大変負担になるのです。これらの点を留意しながら導入の検討をしましょう。
【エコキュート導入の概算費用】
エコキュート本体 40~70万円
+ 工事費 15~20万円
――――――――――――
概算工事費合計 55~90万円
※工事費にはエコキュート設置工事費、電気工事費、発生廃材処分費が含まれます。
※エコキュートの導入にあわせ、給湯管を引きなおす場合は別途費用が発生します。あらかじめ工事業者に調査を依頼し、見積りをもらうようにしましょう。
またエコキュートの導入とあわせ、夜間の電気代を抑える電気料金メニューがありますから(たとえば東京電力なら「電化上手」)、こちらの手続きもお忘れなく。
>> 次のページでは、あこがれの床暖房リフォームと太陽光発電システムをご紹介します。