トイレリフォームにかかる費用はいくら?

トイレリフォーム

トイレは小さいスペースだからこそリフォームの技が生きてくる場所です。(画像提供:TOTO株式会社

トイレは毎日お世話になる大切な水回り空間の一つです。でも、汚れやニオイが気になったり、ペーパーなどの生活雑貨類を収納しておくスペースに困ったり……。使いやすく、またお手入れしやすい理想的なトイレに近づけるために、なかなか苦戦しているご家庭が多いようにお見受けします。

そこで今回は、トイレ空間を大変身させる3つのリフォームプランについて、そのポイントと概算費用についてご紹介します。

<目次>

かかった費用はどれくらい?意外とリフォームしているトイレ空間

トイレは永久設備であるかのように考えておられる方も多いようですが、水回り設備の中でもデリケートで意外と家電設備のような要素も持っているため、トイレの部品交換だけでなく便器本体やトイレ室内をリフォームする事例は多く見受けられます。では皆さん、どのくらいの予算をかけておられるのでしょうか。以下のグラフをご覧ください。

トイレリフォーム価格分布

トイレリフォーム事例の価格分布:ガイド調べ(2016年4月~2017年3月までを集計。ただし、部品交換のみやトイレの詰まり・漏水修理によるものは含まず)

約65%ものケースは30万円未満となっています。トイレリフォームの多くは、温水洗浄便座(ウォシュレット、シャワートイレなど)の交換や、便器本体の交換です。機器類が古くなって故障したから、あるいは、便器が古くなったから、汚れが取れなくなったから、などという設備の交換工事の要素が強い事例だと思われます。設備機器代+交換工事費(数万円程度)で解決するリフォームです。

以下ご紹介する事例・プランは、ただ便器を取り替えるというのではなく、トイレ室内を劇的に見違えさせるリフォームです。予算は30万円オーバーとなりますが、トイレ空間の印象がかわり、また使う人の利便性や快適性が向上する内容となっています。

30万~50万円:和式から洋式トイレに変更するプラン

かつて住宅のトイレでは和式トイレが一般的でしたが、最近では使いやすさや衛生面から、洋式トイレが基本仕様として考えられるようになりました。

和式トイレは既存床に埋めこまれていますが、この床はタイル仕上げになっていることが多く、解体工事の必要があります。また、廊下の床よりもトイレ床面が一段高くなっているトイレの場合は、壁の補修も必要になります。そして、既存の排水管を新しい洋式トイレと接続できるように補修・改造し、床を張って便器を設置する工事の流れになります。

新しい壁の仕上げにビニールクロスを活用する他に、ニオイや湿気を低減する機能を持つセラミクス製タイルを採用したり、床の仕上げには水に強いタイルやクッションフロアを使用するのが良いでしょう。

下の写真は、狭かった和式トイレ室内を、少しでも広く使えるようにコーナー部にリフォーム用洋式トイレを設置した事例です。こうすることで洋式トイレを使おうと前かがみになった時、壁に頭をこするようなことも極力減らせます。
和式トイレを洋式トイレへリフォーム

和式トイレから洋式トイレへリフォームした場合の例。リフォーム用トイレには、狭いスペースを有効に使えるアイデアがたくさんあります。この場合はコーナー設置できるトイレを採用し、既存の壁を壊すことなく、出来る限り広さを感じられるように工夫が凝らされています。(画像提供:TOTO株式会社


【和式トイレから洋式トイレにリフォームする概算費用】
約30万~50万円
※0.4~0.5坪のトイレを想定。
※材料費、床解体工事、床・壁補修工事、給排水工事、電気工事、廃材処分費、諸経費を含んだ概算費用。

40万~70万円:タンクレスでつくるスマートトイレ空間プラン

タンクレストイレ

タンクレスにするとトイレ室内が広がるだけでなく、お掃除・お手入れがラクになります。美しいトイレ空間でさりげなくお客様をおもてなしできます。(画像提供:パナソニック株式会社

トイレを洗浄する際の水をタンクに溜めておく従来のロータンク式トイレと異なり、機械的に洗浄水を制御し、節水でありながら洗浄力も確保できる「タンクレストイレ」は、見た目の美しさだけでなく、占有面積も小さく抑えることができるため、リフォームにおいても非常に重宝がられる住宅設備の一つになりました。

洋式トイレからタンクレストイレに交換するだけのであれば、床を解体・補修する必要はなく、費用負担も小さくて済むのですが、かつてのトイレ洗浄タンクについていた手洗いがなくなるため、トイレ室内に小さな手洗いスペースを設置されるケースも良く見受けられます。この場合には、手洗い器と給排水工事が必要になりますが、タンクレストイレ向けのコンパクト手洗い器や、手洗い器一体型カウンターを利用すると見栄えも良い上、工事費用も安く済みます。

【タンクレストイレにリフォームする概算費用】
約40万~70万円
※0.4~0.5坪のトイレを想定
※材料費、床・壁補修工事、給排水工事、電気工事、廃材処分費、諸経費を含んだ概算費用。

60万円~:レストルームドレッサーにもこだわるトイレ空間

レストルーム

トイレだけでなく、ドレッサーにまでこだわると、文字通りの「レストルーム」に近づけるのかもしれません。(画像提供:株式会社LIXIL

トイレ空間はトイレ便器本体だけで構成される訳ではありません。さりげない収納スペース、紙巻器ホルダーや鏡、そして手洗いなど細部に至るまでのコーディネイトによって、まさしく「レストルーム」と呼ぶにふさわしいトイレ空間を作ることもできるのです。

トイレ室内のスペースにフィットさせるためにレストルームドレッサーの間口(幅)をオーダーメイドで設計し、便器脇のサイドキャビネットには収納スペースを確保することで、機能面とデザイン性を両立することができます。さらにはトイレの寒さがつらいという方のために、室内暖房なども組み込むことができるユニットも用意されています。

この他にも、多数あるシステム収納部材を組み合わせたり、脱臭・除湿効果のある壁材や、デザイン性の高いクロスで壁・天井を仕上げたりすることで、トイレ空間はまだまだ美しく返信することができるのです。

【レストルームドレッサーとタンクレストイレでリフォームする概算費用】
約60万~100万円以上
※0.5~0.75坪のトイレを想定。
※材料費、床・壁補修工事、給排水工事、電気工事、廃材処分費、諸経費を含んだ概算費用。

今回ご紹介したプランは、たくさんあるトイレリフォーム例のほんの一部分にしか過ぎません。ご高齢の家族がいるお住まいでは、必要に応じて手すりを増設したり(そのために壁下地を補強したり)、部屋の間取りを変更してもっと広いトイレ空間を作ったりというように、住まいの数だけリフォームのプランがあります。

リフォームをご計画の際には、実際に施工事例を見せてもらうなど、リフォームイメージを一緒に膨らませてくれるリフォーム業者を見つけるようにしましょう。

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