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リフォームのプロが教える業者選びのコツ(2ページ目)

相見積りは意外と難しいものです。特に良い業者と悪い業者を見分けるにはどのようにしたらよいのでしょうか。今回は業者選定の裏側を知るプロにお話を聞いてみました。ズバリ業者選びのコツをご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

本音が言えないユーザー、建前を信じ込む業者

業者評価ページ
利用者の声はこれからリフォームを検討する人や、リフォーム業者にとっても学ぶところが多い。
大野:ホームクリップさんの特徴として、登録されているリフォーム業者を利用した後のアンケート内容を公表していますよね。

小島:ここが弊社の一番の売りとも言えるところで、リフォームを実施されたお客様に、その業者を20点満点で評価していただいたり、感想を自由に書いていただいたりしています。そしてその内容は他のユーザーさんが見ることができるので、ユーザーさんは業者選びの参考に、リフォーム業者さんは自社の良さをアピールできたり、反省材料としていただける訳です。

大野:やはり利用者の声はユーザー、業者ともに、大変重要な資料です。

小島:ですが、私どもは全てがお客様の本音だとは思っておりません。やはりリフォーム後も業者に遠慮して本音が言えなかったり、業者のご機嫌を損ねたくないとお考えになる利用者もいるのではないかと危惧しております。

大野:なるほど。近隣の業者であることが多いですし、なによりメンテナンスや保証を考えると、今後も付き合っていかなくてはならない存在ですからね。

小島:私どももできるだけお客様の本音が引き出しやすいような調査を考えておりますが、リフォーム業者の方ももっとお客様との信頼関係を作っていけるように努力する必要があると思います。

相見積りに拒絶反応を示す業者は×

大野:リフォーム業界を良く知るプロとして、お客様にアドバイスすることはありますか?

小島:先日のお客様のアンケートに「相見積りを嫌がる業者がいて、今時遅れているな、と感じた」というものがありました。やはりお客様はまだリフォーム業界の価格不透明感に戸惑っておられるようです。やはり「相見積りに拒絶反応を示す業者」「契約事項・約束事を書面で示せない業者」「工事内容の説明ができない業者」「簡単に値引きをする業者」「契約をせかす業者」は避けた方が良いでしょうね。

大野:リフォームの経験の少ない一般のユーザーに、リフォームのことを何とかして理解してもらおうという気持ちがあるかないかですね。

見積書は必ず手渡しでもらう!

取材中
さすがリフォーム業界の裏側を知っている小島氏。話しづらい部分についてもたくさん教えていただきました。
小島:それからもう一つ。そういったことを見抜くためにも、リフォームを検討中の方には「必ず業者から手渡しで見積りをもらってください」とお話ししています。「忙しいから見積書をポストに入れておいて」とか「見積書をファックスか郵便で送って」では、絶対に業者の良し悪しは見抜けません。見積り金額も大切ですけど、見積書の内容についてきちんと説明を聞いておくと、良い業者を見抜く手助けになるはずです。

大野:私も業界に携わる一人として、お客様目線を大事にしなくてはいけないと改めて痛感いたしました。本日はお忙しいところありがとうございました。

リフォームというものは奥が深い、そしてわかりにくい部分をたくさん持っています。それがゆえにリフォーム業界を不透明にしているような気がします。皆様も相見積りを上手に取って、そして金額だけで業者を判断せずに、適正価格で満足いくリフォームを味わっていただければと思います。



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