リフォームは期待が大きいだけに、失敗すると家族全員がっかりです。 |
ですがリフォームにおいては、どうしてもお金に関連する不安が付きまといがちです。しかも自分のイメージと違ってしまって「こんなはずでは……」と落胆してしまうことだってあります。
今回はあえてリフォームで失敗した、がっかりしたケースをご紹介します。実はその中に、成功と失敗の分岐点ともいえるポイントがあります。どれも実際によくある事例ですので、ぜひ一度チェックしておきたいものです。
【失敗談INDEX】
・工事単価の表示方法に要注意!(1ページ)
・リフォームローンで焦って資金不足!?(2ページ)
・肝心の工事が含まれていなかった!(2ページ)
・食器とハイヒールのせいでオプション選定ミス(3ページ)
工事単価の表示方法に要注意!
リフォームのチラシに良く出てくる「○○円から」の文字。単価だけで判断するのはやめましょう。 |
Aさんはリビング(12畳)の天井と壁の一部について、業者指定のクロス柄の中から1つを選び、全面に施工してもらうことにしました。この時、Aさんは業者から提示されたクロスの中でも、追加料金の発生しない一番リーズナブルなクロスを選択したため、追加料金は発生しないだろうと思いこみ、特に業者に見積りを提出してもらうこともないまま、工事を発注してしまいました。
施工面積は約35m²だったので、35m²×700円=24,500円だと思っていたところ、業者に言われた金額は「42,000円」でした。納得のいかないAさんが業者に尋ねてみると、「1m²当たり700円というのは純粋にクロスを貼るだけの単価です。お宅の場合は古いクロスを剥がして下地を調整する必要があるので、1m²当たり500円が別途必要です。」と言われました。
単価はあくまで目安。単価で予算計画を立てないこと。
このように、チラシなどに掲載されている工事単価だけに気をとられると、思わぬ予算オーバーになってしまったり、業者とのトラブルになる可能性があります。トラブルになりやすい事例としては、出張費や処分費、さらにひどい場合は材料費が工事単価に含まれていないということもあるので、くれぐれも単価だけで業者を判断することはやめましょう。【教訓】
・目先の単価だけに気をとられることなく、必ず見積り金額の内訳を示してもらう。
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次のページでは、リフォームローンで慌ててしまったケース、見積りの金額にばかり気を取られていて失敗してしまったケースについてご紹介します。