ちょっとした補修をしたかどうかで、住まいの寿命が変わってきます。長持ちさせてリフォーム費用を抑えましょう。 |
そこで今回は、大掃除のついでに簡単にできるDIY(日曜大工)リフォームで、住まいを長持ちさせるためのチェックポイントをご紹介します。自分で早めに補修すれば、リフォーム費用も節約できます。また今後のリフォーム計画もきっと立てやすくなることでしょう。
数千円の塗装DIYが家の寿命を左右する!?
塗料の用途と施工手順をしっかり読んで、きれいにDIYしましょう。(画像提供:ニッペホームプロダクツ株式会社) |
ホームセンターなどで塗料と刷毛、養生(周囲を汚さないようにカバーしておくこと)用のマスキングテープ、そして鉄部を塗装するのなら、いきなり塗装するのではなく、現在の塗膜や錆びを剥がしてからでないとうまく塗れませんので、サンドペーパーを購入して、塗装箇所を研磨してからペンキを塗っていくようにしましょう。ちなみに、ここまでの材料費は1m²分で約800円~2,500円程度のはずです。
気を付けておきたいこととしては、塗る部分の材質に対応した塗料と施工方法を守るということです。材質や現状の状態によって、錆び止め塗料や塗料の接着性を高める「シーラー」が必要になる場合もあります。また高い場所を塗る場合には、転落事故のないように十分安全に配慮して作業しましょう。そして自分には難しいな、と感じたら無理をせず、身近なリフォーム業者に相談するようにしましょう。
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他にも窓枠や換気扇回りなど、雨水などの侵入を防いでいるはずの防水処理が劣化していないかも一緒にチェックして、必要に応じてコーキング剤などを使ってDIYしておきましょう。
ホームセンターや金物店などでも手に入る、コーキング剤で補修しておきましょう。(画像提供:セメダイン株式会社) |
また在来浴室タイルのヒビや剥がれなどからも水が土台や基礎部に浸透し、浴室付近の構造部を傷めてしまっていたり、2階ベランダ床のクラックから1階居室に雨漏りしたりということもありますので、こういった箇所を見つけたら早めに専用の補修剤(数千円程度)で補修して、リフォーム業者などに今後の対策を相談しておきましょう。
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