リフォームで損しないために
リフォームの特徴を知っておけば、損することもなくなるはず。上手なリフォーム計画を立てましょう。
リフォームというものが一般化してくるにつれ、新築の住宅やマンションだけでなく、中古住宅の市場も徐々に盛り上がってきています。特にリフォームに関する特集なども雑誌やテレビなどで多く取り上げられてくると、見た目の劇的な変化ばかりが気になって、「中古住宅のリフォームはこうあるべき!」というような先入観が、本当に良い住まい探しを阻害してしまうこともあります。

リフォームを上手に活用した中古住宅の再生、あるいは現在の住まいの再生には重要なポイントがあり、そこをしっかり押さえておくことが、無駄な出費を防ぐことにつながります。そこで今回は「リフォームで損しないために知っておくべきこと」をテーマにご紹介したいと思います。

リフォームは構造部チェックが明暗を分ける!

新築?リフォーム?
新築には新築の良さがありますが、リフォームでリーズナブルな新居を手に入れることだって可能です。
新築以外の住宅取得の手段として、「中古住宅を購入してリフォームして住む」という方が増えてきています。新築よりも割安感のある住宅を手に入れることができるとあって、20代~30代前半の住宅取得に大きく貢献しているようです。

新築の場合、立て直す際の解体・処分費用や、引越しの手間と費用、家電品や照明器具、カーテンといった生活用品の費用、登記手続き費用といった工事以外のお金が発生するのに対し、リフォームであれば、その家に住まいながら工事を進めることができたり、今ある構造部を有効利用して工事費用を極力抑えることができるといったメリットもあります。

しかし、いつもリフォームが得であるとは限りません。中古住宅を探すときに重要なことは、表面の美しさだけに目を奪われるのではなく、その建物の構造部の状態をしっかり説明してくれる不動産業者や工事業者を探すことです。見た目がきれいで割安感があっても、土台部がシロアリにやられていたり、壁の中の柱が腐っているのでは、当初の費用がさほど掛からなかったとしても、住み始めてしばらくすると結局大掛かりな改修工事が必要になってしまいます。その建物の老朽化や間取り、立地条件を考慮し、さらに構造部のチェックをしっかりしておけば、割安な新居を手に入れる近道になるのです。

最近では中古住宅を事前に診断してくれる「インスペクション(事前調査)」を実施する業者も増えてきています。若干費用はかかりますが、それでも何百万~1,000万円を超える大きな買い物に対する安心料としては非常に安価と思いますので、中古住宅購入前の瑕疵保険などと合わせて検討する方が無難といえます。

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家の寿命を延ばすリフォームは計画的に

屋根の塗装
塗装は見た目だけでなく、住まいをコーティングして傷みから防ぐ意味もあります。住まいを長持ちさせる重要なリフォームの一つです。
リフォームの中には、見た目や使い勝手を良くするだけのものの他に、住まいを長持ちさせてくれるものもあります。例えば、水回り周辺の床下や柱といった構造部の補強・交換や、屋根・外壁の補修・塗装といったものです。

ほとんどの住宅では、こういったメンテナンス系のリフォームをおろそかにして、建物の傷みがひどくなり、比較的早い時期で立て直す必要が生じてしまうということも少なくありません。しっかりとしたメンテナンスをすれば木造の住宅であっても10年、20年、それ以上と、寿命を延ばすことは十分可能なのです。

雨風や暑さ、寒さといった過酷な状況に置かれている家の外回りについては、塗装やメンテナンスといったリフォームを定期的に計画するようにしましょう。また長寿命タイプの塗料や建材でリフォームした場合も、施工方法によっては傷みが早く来てしまう場合もありますので、慎重な業者選びと、年に数回程度の目視チェックで住まいを守ってあげましょう。くれぐれも「このままだと家が壊れる」とか「屋根が落ちる」というような表現をむやみに繰り返す業者には気をつけましょう。

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