不況と言われ、住宅着工件数が冷え込んでいて、なかなか新居獲得への意欲が盛り上がらない時期だと思います。経済情勢が悪い今だからこそ、良質の住宅が安く手に入るとわかっていても、住宅ローンを抱える不安もあって、思い切りがつかないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

以前より、戸建て住宅やマンションの中古物件をリフォームして購入するスタイルには人気がありましたが、やはり新築物件に比べ安く新居を取得できるという点から、今後もさらに注目が高まってくると思われます。

今回は、中古リフォーム住宅に人気が集まる理由を、費用の観点からアプローチしてご紹介したいと思います。

【INDEX】
理由1:建築資材価格の高騰(1ページ)
理由2:廃棄物処分費の負担増(1ページ)
理由3:不良箇所が見つけやすく打ち合わせしやすい(2ページ)
理由4:新築後、意外と手間とお金の掛かる追加工事(2ページ)

理由1:建築資材価格の高騰

建築資材
原油価格の高騰は、建築資材の値上がりをもたらし、今もなお高止まりしたままです。
不景気になった上に、実は建材・住宅設備メーカーの価格(メーカー定価)などは軒並み上昇しています。一時期の原油価格の値上がりを受け、製造コストや輸送コストが上昇し、今まで価格転嫁できなかったメーカーや業者は、相次ぐ価格改定(値上げ)を実施しました。

不景気になって出荷数量が減少したものの、いまだ従来の損失を取り返しきれないメーカーは、なかなか値下げできず、今しばらく建築資材の価格の大幅な下落は期待できそうもありません。

2007年頃から徐々に建築資材価格は上昇しはじめ、現在は従来の数%~20%以上アップしたことが、新築住宅・マンション離れを招いたと考えられ、材料費の安かった頃の中古住宅やマンションに、多くの消費者の目が向いたという訳なのです。

理由2:廃棄物処分費の負担増

廃棄物
環境保全及びコンプライアンス(法令順守)の観点からも、廃棄物の適正処理が求められています。
環境意識が高まってくるにつれ、建築廃棄物を、リサイクルできるものと廃棄するものとをなるべく分別することが求められるようになりました。従来はタダ同然で処分していた廃棄物も、現在は産業廃棄物として処理することが必要となり、前述した輸送費などが上昇したこともあって、建築コストは以前より上昇してしまいました。

特に戸建て住宅の建て替えの場合、解体工事で相当な量の廃棄物が発生します。その点、リフォームなら使える部材をそのまま使い、解体箇所を少なくできるので、廃棄物処理費用を抑えることが出来ます。このような建築に付随した関連費用の面でも、リフォーム住宅は非常に有利と言えます。

次のページでは、現存している建物だからこそメリットになる点について中心にご紹介します。