リフォーム費用/リフォームコストダウンのコツ

追加費用を防ぐリフォームの打合せポイント

リフォームは見積り書の金額で終わるとは限りません。追加工事が必要だったり、想定外のことが発生したりと、予算について悩むことも多いもの。今回は、追加費用を防ぐための打ち合わせポイントをご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

住まい外観
追加費用で悩むことが多いリフォーム。適切な打ち合わせで素敵なリフォームを実現しましょう。
リフォームは工事後を見てから購入することができない性質のものです。それゆえ、業者から提示された金額が適正であるのか心配も多いものです。

最近ではインターネットでも気軽に業者が探せるようになっていますが、業者が提示した初期の見積り金額通りに工事が完了するケースは実はかなり少ないようです。

そこで今回は、工事契約後の追加費用でトラブルにならないために注意しておきたい打ち合わせポイントをご紹介します。

【INDEX】
「御社の見積り金額の他に発生する他社費用はありますか?」(1ページ)
「リフォーム中に追加工事が発生する可能性はありますか?」(2ページ)
「大工さんに○○工事を追加した場合いくらかかりますか?」(2ページ)
「今日、明日中に見積り書を提示してもらえますか?」(3ページ)
「工事が工期内に終わらない場合は、どのように対処してくれますか?」(3ページ)

「御社の見積り金額の他に発生する他社費用はありますか?」

キッチン
キッチンのガス工事などは、リフォーム業者の見積りに含まれないことが多いので注意しましょう。(画像提供:株式会社INAX)
リフォームの見積り書には、必要な工事についての内訳が記載されており、その内容に基づいて工事金額が提示されているのが一般的です。しかし、この見積り書がリフォームに慣れていない施主にとってはなかなかの曲者です。

例えば、システムキッチンの入れ替えに伴うガス工事が、リフォーム業者の見積り書に記載されないケースがあります。これは、施主が地域のガス供給会社と利用契約を結んでいて、施主からガス会社に工事費用を直接支払うようになることが多いためです。

施主に面倒をかけないために、リフォーム業者がガス供給会社に工事の依頼連絡を入れたとしても、そのガス工事費用は施主が負担する必要があり、この取り決めを施主が忘れてしまって、後になってトラブルに発展することがあるのです。

このようなトラブルを防ぐために、リフォーム業者から見積り書をもらう時には「御社の見積り金額の他に発生する費用はありますか?」と質問しておき、もしある場合は見積り書の備考欄に「○○工事の費用は含みません」と記載してもらうようにしましょう。

次のページでは、工事後に発生してしまう追加工事についてのトラブル回避方法をご紹介します。
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