軽~中程度の勃起機能の低下が見られる男性1000人を無作為に抽出して行われた「よりよい性生活に関する意識調査」(2005年9月)によると、調査対象となった男性(30~59歳)の実に75%が「性生活に満足していると、日々の暮らしに良い影響をもたらす」と実感していると回答しています。

男性にとって、性生活と社会生活の満足度が密接に結びついていることが分かります。性生活はパートナーに対する深い愛情や信頼関係でより豊かなものとなります。ED(勃起障害・勃起不全)の治療においてもしかり。パートナーの理解ある手助けは何より心強い支えとなるはずです。

「よりよい性生活」で人生に潤いを

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豊かな性生活によって、日々の生活や仕事にもプラスの影響が…

豊かな性生活によって、日々の生活や仕事にもプラスの影響が…

よりよい性生活に関する意識調査」で「日々の暮らしによい影響をもたらす」と回答した750人に、その内容をたずねたところ(複数回答)、約65%が「生活に張り合いが出た」「生活が楽しいと感じた」と答えています。また、約35%が「よく眠れるようになった」「仕事への意欲が上がった」としています。

満たされた性生活は肉体的な満足度ばかりでなく、日々の張り合いや積極性、意欲などの自覚という形で人生に潤いを与えます。回答内容はそのことを雄弁に物語っています。

調査結果をもう少し見ていきましょう。設問のうち「陰茎の形状」に関する項目では、回答者419人のうち過半数が「(よい性生活につながるのは陰茎が)より硬くなること」、3割近くが「より大きくなること」と答えています。世代や既婚・未婚の別を問わず、結果は同様でした。

さらに「性交時に今までよりも硬い勃起が実現できた場合の気持ち」を尋ねると、87%が「パートナーとの性生活に満足できた」と答えています。紹介したいくつかの回答からも、豊かな性生活がいかに人生に彩りを与えてくれるかがお分かりでしょう。

EDに対する女性の心理とは?

潤いのある性生活には身も心も委ねられるパートナーの存在が不可欠。では、パートナーがEDと分かったとき、女性はどのような心境になるのでしょうか。

これまで、女性から数多くの相談を受けてきた経験では、自分ではどうしようもないことだけに、傍観するのが一般的。「何も言えないけれど、何とか治して欲しい」というのが本音のようです。

EDのことを相手に直接話せないが、ED治療薬を飲ませたいので本人に代わって処方して欲しいという相談もよくあります。本人でないと処方できないのでお断りしていますが、逆に、ED治療薬を使わずに治す方法はないかと尋ねられることもあります。
恥ずかしがらずに、パートナーに今の状況を正直に伝えることが治療の第一歩です

恥ずかしがらずに、パートナーに今の状況を正直に伝えることが治療の第一歩です


しかし、現状では、ED治療薬が最良の選択肢です。ED治療薬を飲んで自信を回復し、ED治療薬なしでも、本来の勃起を取り戻す方も多いのも事実ですが、基本的にED治療薬は飲んだときだけ良くなるという道具のような薬で、EDを元から治せる訳ではありません。とはいえ、ED治療薬を使わず、ダメなままよりは、はるかに大きな幸せを得られるはずです。

パートナーに打ち明ける勇気を持つ

相手がEDだと分かっても、なかなか女性のほうからED治療薬を使ってみたらとは言い出しにくいようです。

しかし、あれこれ頭で考えていても埒(らち)があきません。人によっては、ED治療薬で一気に解消というようなこともあるので、迷わずED治療薬の使用を第一選択肢として考えてみてください。

言うまでもなく、EDは男性だけの問題ではありません。パートナーにも大きな影響を与えています。EDの治療を受ける際には、パートナーの理解を得ることも大切です。

カップルにはさまざまな形がありますから、EDのことを気兼ねなく話せる関係もあれば、気後れする関係もあるでしょう。後者の場合、EDの疑いのある男性にとっては、話しづらい面があるかもしれませんが、まずは勇気を出して悩みをパートナーに打ち明けてみましょう。恥ずかしがらずに、今の状況を正直に伝えることが治療の第一歩です。

2人で受診すれば一挙両得

EDは誰にでも起こり得る病気です。そして、多くの場合、治療が可能です。
男性はその治療が自分のためだけではなく、2人のためであることをパートナーに伝えることも大切です。一方、女性には、なかなか自分のほうからは切り出しにくいという男性の気持ちをやさしく察して、悩みを共有していただきたいのです。

そして、専門の医師に相談することを勧めてあげることが肝心です。もう年だからとか、有効な治療法がないからなどとあきらめる必要はまったくありません。

EDを克服して、パートナーとの心身双方の関係が改善すれば、人生もより豊かになるはずです。「打ち明ける勇気」を持つことで得られる精神的なメリットの大きさは計り知れません。ですから、EDは性生活に関わる2人の問題だと考えれば、治療は男性だけでなく、パートナーと一緒に受けたほうがベターでしょう。

EDのメカニズムやED治療薬の効能、副作用などについて、共通の問題として、医師から聞くことのできる利点も大きいでしょう。時流の言葉で言えば、QOL(生活の質)を高めるためのインフォームドコンセントの一環でもあるのです。

しかしながら、ガイドのクリニックの現状では、お二人で来院される方は非常に希で年に1ケースあるかないか位で理想と現実には大きなギャップがあります。



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