しかし、薬である以上、服用時のメリットとデメリットがあります。その両方を正しく理解して用いれば、相応の効果を得ることができます。現在、日本では3種類のED治療薬を入手することができます。今回は、これら治療薬の正しい飲み方を紹介しましょう。
ED治療薬は必要に応じて飲む薬
自分で勝手に量を増やすのは禁物 |
その重要な担い手である血管は「サイクリックGMP」という物質の働きで拡張するのですが、サイクリックGMPは「PDE5」という酵素に分解されることで働きを止めます。
生活習慣病など、何らかの理由で海綿体に流れ込む血液量が減少するとEDになりますが、ED治療薬は、この「PDE5」の働きを弱め「サイクリックGMP」の働きを最大限に引き出すというメカニズムを持っています。その結果、陰茎の血管を拡張し、海綿体の血流量を増やすことで勃起を持続させるのです。
ED治療薬は基本的に、性行為の前に服用する内服薬です。しないのに飲んでも性的刺激があれば勃起しますが、する気もないのに飲むのはもったいないことです。
5回目くらいまでは、あきらめないで
薬の効き方には個人差があるので、思ったほどの効果が表れなくても、立て続けに飲むのは禁物。一度服用したら次は24時間あけてください。医師の指示に従い処方された投与量を守り、正しく服用してください。自分で勝手に量を増やしたりしてはいけません。たとえ、期待したほどの効果が得られなかったとしても、諦めることはありません。ED治療薬を最初に飲む時には、多かれ少なかれ緊張して本来の効果がでにくいことがあります。
また、どのような薬でも、体質的に効かないことはあります。それでも諦めず5回くらいは試してください。いずれにせよ、何回かはトライしてみてください。
薬の効果を引き出すには「睡眠を十分にとっておく」「パートナーと協力して、性的な刺激を演出する」「無理そうならあせらず、次回に期待する」といった方法があります。
ED治療薬を飲むとどうなるの?>>