頻尿の主な症状

排尿障害や睡眠障害で起こる夜間頻尿

排尿障害や睡眠障害で起こる夜間頻尿

■排尿量が少ない
膀胱の蓄尿障害によって起こる頻尿の場合には、基本的に1回の排尿量が多くありません。

通常、成人であれば、だいたい1回に200cc~300ccの尿を出しますが、膀胱炎や前立腺炎、過活動膀胱などで膀胱の尿を溜める力が障害されている場合には、1回あたりの排尿量がもっと少なくなるのが特徴です。

■残尿感がある
残尿がたくさんあって起こる頻尿でも1回の排尿量が減ります。残尿があると、膀胱内に溜められる実質的な容量が減少するために、少しずつ尿を出していくことになります。

このように残尿がある場合の頻尿には排尿困難感が伴います。ですから、尿が出にくいという症状と共に頻尿がみられる場合には残尿による頻尿が考えられます。

■痛みを感じる
炎症性疾患の一種である間質性膀胱炎では、膀胱に尿が溜まったとき、骨盤や恥骨、尿道、膣、腰などに痛みを感じます。

尿が充満したときの痛みを和らげるには排尿することが早道です。このため、トイレに行く回数が増え、結果的に頻尿になります。

夜間頻尿の主な症状

■基本的には昼間と同じ
夜間頻尿の場合も昼間の頻尿と同様、膀胱の蓄尿障害によるものの場合には、夜間に何回も起きる割に1回の排尿量は少なめです。

半面、多尿によるものは1回の排尿量が結構多いということになります。眠りが浅いのですぐに目覚めてしまい、そのたびにトイレに行くという、睡眠障害による頻尿も排尿量が少なくなります。

■睡眠時無呼吸症候群による多尿
夜間にいびきをかいて呼吸が一時的に止まる「睡眠時無呼吸症候群」による夜間頻尿もあります。空気の通り道である気道の詰まりからくる体内(胸部)のさまざまなメカニズムが働き、心臓から分泌される特殊なホルモンの作用で多尿になります。

尿失禁の主な症状

■腹圧性尿失禁
咳をしたり、くしゃみをしたり、重いものを持ったり、走ったりすると尿意を伴わずに尿が漏れるものです。括約筋が緩くなっているために、膀胱に圧が加わると、膀胱内の圧が括約筋の力を超えてしまい、尿が漏れてしまうわけです。

■切迫性尿失禁
過活動膀胱を原因とするもので、急におしっこがしたくなって漏れそうになるのが基本的な症状です。ですから、急に尿意を催し、漏れそうで我慢できないという「尿意切迫感」を必ず伴います。

日常生活の中では、洗い物をしていて水に触ったら急におしっこがしたくなることがあります。場合によっては「おしっこがしたい」と考えただけで尿意を覚えて漏らしてしまうこともあります。このように、膀胱の収縮を引き起こすなんらかの刺激が引き金になることもあります。

■溢流性尿失禁
膀胱の中に大量の残尿(例えば、500cc以上)が残っていると、それ以上膀胱に尿をためることができないために、尿道から溢れて尿が漏れるものです。

症状としては、常に少しずつチョロチョロと漏れます。排尿障害が背景にあるので、おしっこが非常に出にくいという症状を伴っているのが特徴です。

■機能性尿失禁
他の尿失禁とはタイプが異なるため、見ればすぐに分かります。認知症や身体運動障害があるため、トイレまでうまく行けない、あるいはトイレ動作ができない、トイレに入っても便器がうまく使えない、服が下ろせないなど、排尿に必要な動作がうまくできないために漏らしてしまうのが機能性尿失禁の特徴です。
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