パソコン作業の疲れを高める「グレア」とは?
モニターに反射する電灯、日光、間接照明。これらは疲れ目の原因になる「グレア」です
パソコンワークにありがちな「グレア」とは、外光や照明の光がモニター画面の中に映り込み、とても明るい部分(高輝度な物体)が不快感やまぶしさを感じさせること。視野内にこのような極端な明るさの差があると、網膜の感度が落ちて物が見にくくなるのに加え、目も疲れやすくなります。できるだけグレアがない状態で作業する方法を考える必要があるのです。
オフィスでできるグレア対策
■ブラインドやカーテンで外光を遮る窓からの直接光が、モニターに映りこまないようにしましょう。
■ルーバー付き蛍光灯を使用する
格子状のカバーが付いていて照明の光が和らげられる「ルーバー付き照明」なら、天井の蛍光灯の光が直接モニターに映りこむことがなく、目にやさしい環境が作れます。
■デスク配置を工夫する
窓や蛍光灯の位置を考えて、なるべくグレアが発生しにくいデスクやパソコンの配置を工夫するのも有効です。
自分でできるグレア対策
■モニター角度や配置を調節モニターの向きを上下左右に変えたり、高さを調節したりして、グレアが映りこまないような配置に調整しましょう。
■液晶スクリーンを活用する
アンチグレアのための保護フィルムをモニターに貼り付けてグレアを防ぐことも可能。デスクトップとノートタイプの両パソコン、それぞれに適応するスクリーンがあります。
■間接照明の配置を工夫する
デスクに置いた間接照明の光が画面に映りこまないよう、向きや配置を工夫しましょう。
知らないうちにグレアを眺めながら仕事をしていた……ということでは、目に余計な負担をかけてしまいます。ちょっとした工夫でできる目の疲れを防ぎ、作業効率をアップしましょう。
【関連サイト】
- パソコンワークの疲労対策情報、快適化情報⇒デジタルヘルスセンター
- YouTube(動画サイト)⇒「ディスプレイのグレアとは?」(デジタルヘルスセンター)