片頭痛の治療法

片頭痛はつらい頭痛ですが、薬でコントロールすることが可能です。適切な薬を見つけましょう。

つらい片頭痛は、薬でコントロールすることが可能。適切な薬を見つけましょう

片頭痛の治療の大切な第一歩は、まず医師に片頭痛と診断してもらうこと。頭痛を引き起こす病気はたくさんあるので、よくある片頭痛だと自己判断せず、必ず医師の診察を受けることが大切です。

片頭痛治療は内服治療が中心。日常生活に支障が出るほどの片頭痛がある場合は、適切に薬を使用することをオススメします。軽い片頭痛であればドラッグストアで買える市販薬も充分有効ですが、連日連夜、市販の鎮痛薬を乱用してしまうと逆に頭痛が治らなくなることがあるため、月に10日以上薬を飲まなければならないときは必ず医療機関を受診してください。

代表的な片頭痛治療薬「トリプタン製剤」

代表的な片頭痛治療薬は「トリプタン製剤」。この薬は片頭痛に非常によく効きますが、頭痛がひどくなってから飲んでも効果が半減するため早めの服用がポイント。

欠点としては薬の値段の高さが挙げられます。一錠あたり約1000円するため保険を使用しても3割負担で一錠300円します。経済的な負担を抑えるためにも、月に10回以上この薬を飲まなければならない場合は、片頭痛を起こしにくくする予防薬を併用することが一般的。

頭痛による吐き気が強く薬が飲めなかったり、飲み薬があまり効かないと感じる場合は、鼻からの注入や注射による投薬法もあるので、かかりつけ医と相談してください。

現在、発売されているトリプタン製剤は以下の5種類(2009年12月現在)。
  • スマトリプタン(注射薬、錠剤、点鼻薬、自己注射) 商品名:イミグラン
  • ゾルミトリプタン(錠剤)  商品名:ゾーミッグ
  • エレトリプタン(錠剤)  商品名:レルパックス
  • リザトリプタン(錠剤) 商品名:マクサルト
  • ナラトリプタン(錠剤) 商品名:アマージ

片頭痛の予防法

片頭痛の予防法は、内服薬による方法と生活習慣を整える方法の大きく2つにわけられます。月に10回以上薬を飲まなければならないほど片頭痛が頻繁に起こる場合は、「塩酸ロメリジン(商品名:ミグシス、テラナス)」などの片頭痛予防薬を併用。片頭痛予防薬は、1ヶ月以上使用しないと効果が実感できないことが多いので、効果がないと中断せず根気よく服用するようにしましょう。

この他にも頭痛予防に効くものとして、ビタミンB2、マグネシウム、ナツシロギク、抗痙攣薬、降圧薬が挙げられます。ビタミンB2やマグネシウムは食品にも多く含まれているものがあるので、毎日の食生活に積極的に加えてみるもの手軽にできる予防法の一つ。外食などが多く、どうしても理想的な食生活が送れない場合はサプリメントを使用しても構いません。
  • ビタミンB2を多く含む食材……レバー、アーモンド、うなぎ、玄米など
  • マグネシウムを多く含む食材……ひじき、黒豆など

片頭痛のパターンを知ることも予防に不可欠

片頭痛を予防するために必要なのは、片頭痛が起こる誘因を知ること。片頭痛を起こす誘引はそれぞれで、ストレス、寝不足、生理、人ごみなど、人によってさまざま。食品が誘発することもあり、赤ワイン、チョコレート、チーズなどの食品を始め、グレープフルーツなどの柑橘類で片頭痛が起きることもあるようです。

自分の片頭痛の原因を知るためには、まず手帳を活用することをお勧めします。手帳には頭痛が起こった日だけでなく、睡眠時間や生理周期、食べたものなどを一緒に書き込んでいくのがポイント。2~3ヶ月もすれば頭痛のパターンが見つかるではずです。パターンが見つかればしめたもの。生活習慣を見直し、頭痛発作が起きる要因を避けることで、より効果的に頭痛の頻度を減らすことができます。どうしても頭痛の誘引が避けられない場合は、頭痛が起きてからすぐに薬を飲めるよう、いつも持ち歩いているかばんや財布に必ず薬を入れておくようにしましょう。

片頭痛の薬がない場合の対処法

まずは暗くて静かな部屋で横になるのがベスト。仕事や学校で横になれないときは、痛い側を氷や濡れタオルで冷やしてみましょう。こめかみを押さえたり、仮眠を取るのも効果的。そしてカフェインが多く含まれている緑茶やコーヒーも治療薬になりうるので試してみてください。

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