介護する人、される人の間に立ちはだかる意外な壁。それが「口臭」です!口腔ケアが不十分だとお口はすぐ臭ってしまい、介護作業の際の不快感を増幅してしまいがち。やがて、そのほかの家族もなんとなくお年寄りのそばにいつかなくなる・・・そうなると、孤独感から認知症が悪化しかねません。このほか、口臭の影には意外な病気が隠れていることもあります!
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口臭を予防するには


そもそも、なぜ口臭が起こってしまうのでしょうか。お年寄りの場合は、加齢により唾液の分泌量が少なくなるため。口腔内の雑菌が増え、においもととなります。

それだけに、日頃の口の手入れには気をつけたいもの。「食べたらすぐ歯磨き」を励行しましょう。歯ブラシが使えない場合は、口腔ケア用の綿棒が便利。割り箸の先を、お酢、イソジンなどで湿らせたガーゼで巻いたものも使い勝手がよいでしょう。

歯だけではなく、舌もガーゼの先で掃除できます。お年寄りは唾液の分泌量が少ないため、舌苔がたまりやすいといえます。口臭のもととなるので、頻繁にきれいにしてあげたいもの。また、入れ歯もにおいのもとに。食事の後は早めに入れ歯を外し、ケアしましょう。また、寝るときには外して、水につけます。

ちなみに食べかすを取るときは、素手はタブー。認知症のあるお年よりの場合、無意識のうちに噛み付くことがあるからです。体温の高い口の中では食べかすが腐乱しやすく、細菌も繁殖しています!必ず使い捨てのビニール手袋やガーゼなどで手指を防護することが肝心です。

口腔ケアグッズとしては、星型のスポンジをつけたブラシや、U字型に折り曲げて吸盤で固定する、自助ブラシがあります。自分が使いやすいものを見つけてみましょう。

危ないにおいとは


雑菌が食道を通って体内に入ると、肺炎を起こすことも。このほか、口臭はさまざまな疾患のサインでもあります。こんなにおいがしたら、要注意です。

硫黄のようなにおい
虫歯が進行している可能性大。歯垢がたまり、歯周病になっていることもあるので、気をつけたいもの。

いたんだ肉のようなにおい
気管支や肺の病気が疑われます。息切れ、咳などを訴えるようであれば、すぐに専門医へ!

腐った卵に似たにおい
胃腸の疾患がある可能性があります。胃腸の痛みやげっぷ、排便の異常などがないかどうか注意しましょう。

甘いにおい
糖尿病にかかっているかもしれません。肥満している人や、もともと糖尿病だった人はすぐに専門医を受診してください。

アンモニア臭
腎不全や尿毒症の可能性があります。「足や足首が腫れている」「顔や手がむくむ」「尿がコーラ色になる」というサインがあれば、緊急事態?!

口臭ケアは家族や周囲の人とコミュニケーションするうえでも重要。いやなにおいを追放して、おたがい楽しく会話できるようにしたいものですね。


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