睡眠薬や抗うつ薬のお話ではありません。
今回は、お薬の副作用などの注意でよく耳にする、「眠くなる」可能性がある薬についてのお話しです。

【眠くなる薬】
実は、結構多くの種類の薬に「眠くなる働き」があるのです。眠くなる薬を飲用した際は、「自動車の運転に注意しましょう」という言葉を耳にされることがあると思いますが、本来この言葉が意味する所は『注意力・判断力が鈍る』ことによるものです。『注意力・判断力』が鈍ることで、どのような注意が必要か知っておく事が大切です。


小さなお子さんであれば自転車や遊具を使った高い所での遊び、などに注意しなければなりません。他には、大切な試験やお仕事など重要な判断を伴う作業の時には注意が必要です。

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よくあるケース
よくあるケースとしては、アレルギーの薬に分類される薬を使うときでしょう。アレルギーの薬というのは、鼻水をしずめたり、お肌のかゆみを和らげたりする働きがある薬です。身近な所では風邪や鼻炎、とびひ、じんましんなどの症状で使われることがあります。薬を飲んでからいつもよりお昼寝の時間が長い事を心配されるお母さんがいらっしゃいますが、あまり心配は要りません。

付け加えておくと、眠気と同時にのどの渇きを訴える事もあります。これもよくある事なので水分を与えてあげてください。

時々あるケース
頭に働く薬の多くは眠くなる事が多いです。子供に使う事は比較的少ないので、ケースが限定されますが、その中でも使う可能性があるのが熱性ケイレンの予防薬の場合です。

小さなお子さんが高熱を出している時、ケイレンを起こさせないようにする坐薬が使われる事があります。この場合には、使われる量もしっかりと効果を示す必要がある充分な量になります。なので、抗ヒスタミン薬とは比べ物にならないくらい眠くなったりしますが、それは特別な事ではないので心配しなくても大丈夫です。この薬は、実は気分を和らげる働きがある薬として様々な場面でも使われる薬だからなのです。

ではどうしよう
お薬で眠くなるケースについてお話してきました。
もう少し、皆さんが気になる点についてQ&A方式で解説してみましょう。

眠くなるかどうかのポイントは?
薬を入手する時に「眠くなるかもしれませんよ」と言われた場合、眠くなるのかどうかは最初の数回服用した時点でわかるものです。ポイントは、眠くなるかもしれない薬を初めて使う時の様子に注意しておけばいいでしょう。

大切な作業や運転があるから眠くなる薬はやめてもいいの?
風邪の症状をおさえておくだけの目的ででている薬であれば、医師の指示によりご自身でもコントロールができるかもしれません。でも、アレルギーを予防したりするなど、主な働きが、薬を継続的に使用する事を目的としている場合には勝手にやめることはできません。眠くなる事が困る場合、処方箋の薬であれば処方した医師に、薬局でお求めであれば薬剤師にどうするかご相談して下さい。

何か対策はないの?
抗ヒスタミン薬などのアレルギーに関する薬の場合には、眠くなるかどうかは個人差が大きいのが一般的です。そして、使っても眠くならなかった薬は、通常はその次に使う時にも眠くなりません。そして、このジャンルの薬は眠くならないように改良が進められています。いくつかある種類の中にはあなたにとって眠くならない薬があるかもしれません。医師、薬剤師などと相談してみて下さい。

まとめ
今回は、お子さんに使われるケースで、アレルギーの薬とケイレン予防の薬について紹介してまいりました。でも、眠くなる薬は他にもありますし、お子さんではなく使われる事も考えられる事でしょう。お薬を使うことになった時に、眠気がでるかどうかチェックしておくだけで、すこし上手な付き合いができるのではないでしょうか。

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