答えからお伝えすると、水の変わりにガムシロップや水あめで練って与えて、直ぐに水かミルクで流し込むという方法です。
この方法の良い点は、粘り気のある成分で混ぜる事で、薬のコーティングを溶かしてしまわない事です。水などで練ると、水が薬の表面を溶かして、その薬自体がもっている味がします。少し時間をおくと、中の苦みが出てしまう事もあります。また、いくら味がしても薬っぽくてその味自体も気に入らない事もあります。
ガムシロップや水あめの場合には、強力な甘みで、薬のコーティングの嫌な味も感じにくくなるのでしょうか、意外と嫌がらずに口を開いてくれます。特にガムシロップは、アイスコーヒー用の一回使いきりのポーションに入った製品もあります。これだと時々しか使わない薬に対して、いつも新しい衛生的なモノをお使いいただけることができます。水あめでもいいのですが、残った水あめが子供のおやつの餌食になってしまうかもしれませんね。
▼注意しなければならない事
さて、このようにお伝えしてくると、ちょっと気の利いたお母さんなら蜂蜜やメープルシロップなんかもいいかな?と思うのでしょうか?でも、このうち蜂蜜は乳幼児に使うのが適していない食材なので、今回のケースでも使えません。
お詫び
平成15年7月23日まで、メープルシロップが乳幼児に使ってはいけない食材として記事が掲載されていました。これはガイドの誤解によるもので、メープルシロップは乳幼児にお使いいただいてもさしつかえありません。ここで訂正をさせていただくとともに、誤った情報をお伝えしていました事をお詫び申し上げます。 |
▼やりくり上手のお母さん必見の裏技
さて、お伝えしてきましたようにスーパーなどで気軽に手に入るポーション入りのガムシロップですが、「ガムシロップでお薬、挑戦してみたいなぁ。」って思ったお母さんは、病院の帰り、あのハンバーガー屋さんで行われる、お母さんミーティングの時にアイスコーヒーを注文してはいかがでしょう無料でガムシロップが手に入っちゃいます。
そうそう、付け加えておきますがファーストフードのプラスチックのかき混ぜ棒(マドラーっていうんでしょうか?)なども、お薬をガムシロップと混ぜる時に使うのに便利です。ホットコーヒーも注文しなければいけませんが・・・。
▼その他の方法
さてさて、粉薬嫌いの子供対策はまだまだあります、薬剤師の学術大会で報告されていたり、薬局向けの専門情報誌などに載っていたりする方法で一番のんでくれた実績のある混ぜ物は、水羊羹とコンデンスミルクなのだそうです。これも粘り気があって甘みが強い事は変わりがありませんが、毎回水羊羹を買ってくるのも手間だし、コンデンスミルクは乳成分のタンパク質が抗生物質などの吸収に影響しないんだろうか?という心配もあります。さらに・・・
~日本薬剤師会公認~
オブラートの正しい使い方
1)お寿司に使う、しょうゆ皿程度の大きさのお皿に水を張る。
2)薬を包んだオブラートをその水の中に入れて混ぜる。
3)表面がトロトロになったところでその水ごと流し込む。
これだとオブラートが口の中に張り付くなどの嫌な感じもなく、お薬をのめます。こちらも一度試してみてはいかがでしょう。
【ガイドの一言】
いろいろお伝えしてきましたが、最終的な手段としては、処方した医師にお薬が飲めかった事をお話しして、薬の変更を検討してもらう事もアリだと思います。お薬は同じ成分でも会社によって味が違うケースもあり、場合によってはのめる薬が見つかるかもしれません。また、同じ種類の別の薬に変更してもらえるかもしれません。私の経験からも、特定の薬だけは大丈夫、というケースもあったりします。今回の提案とあわせていろいろ試してみてください。
本当は、お薬なんてなるべく使わない方がいいに決まっています。でも使わなければならない時にはしっかり使う必要があります。いろいろ工夫を凝らして、一番のみやすい方法が見つかるといいですね。
関連リンク
・「薬嫌いな子のお母さん、実は」
・【AllAbout Japan/薬について】こどもの薬
・【AllAbout Japan/薬について】医療現場の専門家による情報
【参考文献】
日経BP社;日経ドラックインフォメーション