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専門用語解説「こな薬2」 今度こそ成功!子どもに粉薬

粉薬は飲みやすく加工されていますが、思ったよりも独特な味がします。薬が嫌いな子はとことん嫌いで、お母さんはいつも悩ませられている事と思います。そんなケースに、粉薬対策の第2弾です。

執筆者:赤堀 一仁


小さなお子さんは、体が成長過程にあるので抵抗力も弱く、風邪などもひきやすく、病院に行く機会も多い事と思います。

錠剤やカプセルなどが飲めたり、お薬好きだったりするお子さんの場合には心配ないのですが、粉薬がのめないお子さんも多く、毎回お困りのお母さんも多いのではないでしょうか。

昨年の夏に「薬嫌いな子のお母さん、実は」という記事で『細粒』と『ドライシロップ』という種類の粉薬の解説をして、それぞれの特徴についてお伝えしました。でも、溶けやすいかどうかに関わらず、飲んでくれない子は、飲んでくれません。今回は粉薬をどうやって飲ますか、という実践編をお伝えしていきましょう。

まずは、
一番スムーズなのが、あたりまえですが粉薬を避ける事です。具体的には病院で診察中、医師とお話しをしている時に、粉薬が飲めない事を伝える事です。水薬や小さな錠剤、あるいは坐薬などに変更する事で対応できるかもしれません。

急いでいたり、うっかりしていたりして伝えるのを忘れてしまった時には、薬局で処方箋を出す時にその事をお話ししてみましょう。ちょっと時間がかかってしまいますが、お薬を作る前に医師と連絡をして変更してもらえるかもしれません。

基本的には粉薬をのまなくてもすむように、いろいろ策をねってみる事です。

さて、そうは言ってもお子さんの症状や、体格から、どうしても粉薬を選択するしかない事もあります。そんな時にはこの記事の事を思い出してみてください。

薬剤師の基本回答
対応した薬剤師に「粉薬がのめないんですけど・・・」と相談すると、もちろん錠剤や水薬などへの変更も考えてくれますが、それが不可能な場合にはたいていこう言うはずです。

「少しの水で団子状に練って、上あごなどに付けて、その後水などで飲ませてあげて下さい」ってね。これは、我々薬剤師の教科書や各種出版物に載っている、もっともベーシックな回答法です。

実際は・・・
でも実際は塗ったら直ぐに「ペッペ」と吐き出したり、何回もやっていると口すら開かなくなったりしますよね。こんな時に上のような回答だったらお母さんはガッカリです。当サイトではこれだけで終わりにするような、そんな期待を裏切るような事はありません。せっかくここまで長い解説を読み進んでいただいた皆様には特選情報をお伝えしていきましょう。

さて、その情報は次のページから⇒
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