キズケア最新情報
切り傷、擦り傷はチビッコのトレードマーク。やんちゃざかりをかかえたお母さんや昔やんちゃだったお父さんも、お子さんのキズにハラハラしていませんか?そんな切り傷の治療法は、新しい報告がされているようです。ちょっと調べてみましょう


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キズケアの最新情報
キズを治すには、早く乾燥させてかさぶたを作る事が大切と思っていらっしゃる方も多いのではないのでしょうか?かさぶたによって覆われた後、体液によって組織が治ってきて完全に元の状態になるストーリーですが、「かさぶたの替わりのものをあてておけば治るのも早いのではないか」という考えから1984年アメリカのスキン・スタディ・センターで行われた臨床実験でその成果が実証されてからは「乾燥→かさぶたの形成」は過去のものとなりつつあります。

このストーリーでは消毒薬も控えたほうがいいみたいです。傷口が化膿する原因である細菌は、傷の表面にあるものは消毒薬で簡単に殺菌できます。でも、細胞を殺す効果がある消毒薬は、傷口の細胞にも影響してしまい、回復しようとする力を妨げてしまうようです。したがって、細菌の感染の心配がない場合には、洗浄をていねいに行い、消毒は控えるほうがいいようです。

という事をふまえて、あらためて応急処置の方法を確認してみましょう。

【応急処置の確認】
傷を作ってしまった時の応急処置について勉強してみましょう。
最も大切なキーワードは「清潔な状態に保つ事」です。


1.まずは流水などで充分洗い流しましょう。

痛みや衣類がぬれる事で、洗い流す事を躊躇しないよう、できる限り丁寧に、時間をかけて行う事が大切です。水道水のように塩素処理がされている方がいいですし、キズがヒリヒリしないように、という事だったら生理食塩液を利用できれば理想的です。
(簡易生理食塩液の作り方はコチラで解説していますが、フレッシュで清潔なものである事は重要です)

2.水分を取り除きましょう。

洗い流した水分をふき取るのですが、もっとも手軽なティッシュはここでは厳禁です。紙の繊維がせっかくきれいにした傷口についてしまい、傷がふさがる時には不衛生なじゃまものになってしまうからです。同じ理由で起毛タオルもだめです。
おすすめなのはガーゼですが、いざという時に持ち合わせている事は少ないでしょう。身近なものでしたら平織りのハンカチやバンダナ、シャツなどの生地がいいです。

3.消毒などの措置

汚れたものによって作られたキズの場合や、充分清潔な洗浄ができなくて身近に消毒薬がある場合には、必要に応じて消毒をしましょう。その後は、なるべく早急に衛生的に清潔な状態を保つように注意しながら保護しておきます。

【注意!】
ただし、傷口が大きかったり、直線的ではなく複雑だったり、木や土、あるいはガラスなどで作った傷の時、出血がなかなか止まらない時には、必ず病院で診てもらうようにして下さい。

このような、応急処置に欠かせないのが「ばんそうこう」です。お母さんのバッグにひとつはあってもいいアイテムですね。そんなばんそうこうが最近進化しているようです。次回の記事ではその進化系について調べてみましょう。

【関連サイト】
「正しいキズケアBOOK」from ジョンソン&ジョンソン
新しい創傷治療
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