/虫刺されの薬・かゆみ止め

掻きすぎる前に!虫刺されのお薬

夏休み。花火などイベントで楽しんだ後に、虫刺され発見。掻きこわしてひどくなる前に、虫刺されの薬をご紹介します。

三上 彰貴子

三上 彰貴子

薬 ガイド

薬剤師

外資系製薬株式会社勤務後、慶應義塾大学にてMBA取得。薬剤師の資格を活かし、薬に関する情報をお伝えしていきます。体の不調を助けてくれる薬は、正しく扱わなくては効果がないばかりか、体に悪影響を及ぼすこともあります。このサイトを活用し、薬に関する基礎知識をしっかり身につけてください。

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虫刺されのお薬

炎症がひどかったり化膿しているときは薬剤師に相談してくださいね
Q:子供が、よく虫に刺されるのですが、あまり考えずに選んでおります。虫刺されの薬には、どのようなものがあるのでしょうか。

A:はい。お答えします。
成分で分けますと、かゆみ止め成分に加えて、炎症を抑える薬の主成分の違いで、抗ヒスタミン薬や非ステロイド系の成分を使っている製品と、ステロイドを使っている製品があります。お子さんの場合は、ステロイドを避ける方がいらっしゃいますが、症状に応じて、薬局の窓口でご相談ください。

患部の炎症がひどかったり、感染して化膿が見られる場合は、ステロイドが入っている製品を使うと感染症がひどくなることがありますので、使用は避けてください。

また、薬の形(剤形)で分けますと、液体タイプ、軟膏やクリームタイプ、貼るパッチタイプがあります。

子供が小さくて、刺された箇所を掻きむしってしまうことを懸念するようでしたら、パッチタイプがお勧めです。ただ、かぶれ易い場合には、逆にパッチでかゆくなることもありますので、他の剤形にするか、パッチの場合は、貼る前に汗をふき取ってから貼るようにしたり、長時間貼りっ放しにしないなど、こまめにケアをしたほうがいいですね。

また、掻きむしって、刺された箇所が傷になると、液体ではしみる場合があります(それが気持ちいいという人もいますが・・・)。その場合は、軟膏を選ぶといいでしょう。
※クリームタイプは、製品によってスーッとする成分が含まれていて、しみると感じる場合があります。

次のページに、コマーシャルなどでよく耳にする製品についてご紹介しています!

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