がん治療の新しい可能性
現在、日本の医療機関で行われているがんの治療は、手術、抗がん剤治療、放射線治療で、三大療法とも呼ばれています。 |
一般に、がんに対する治療法としては、こちらにも書きましたが、手術だけでなく、抗がん剤治療や、放射線治療があり、これらを合わせて三大療法と呼ぶこともあります。
しかし、最近では、これらの次ぐ新しい治療法が研究・開発されてきています。
今回は、がん治療の新しい切り札、免疫療法についてのお話です。
免疫療法って怪しい?
免疫療法!?何だか怪しいなぁ?とあなたが感じるのも無理はありません。 |
残念ながら、今までも、健康被害が出たり、法外な値段で販売されていたりした健康食品には、「がん」と「免疫」をテーマにしたものが多くありました。
しかし、がんと免疫は、じつは非常に大きなつながりがあるのです。
こちらにもまとめてありますが、私達のからだの中に、がん細胞のもとは、毎日できています。しかし、それらを一つ一つ丹念にやっつけているため、全ての人ががんになるわけではないのです。
免疫とは自分と自分でないものを見分ける力のことですが、がん細胞を自分でないものと見分け、それらを今まで通りに攻撃することができないか?というのが、免疫療法の基本的な考え方です。
次のページでは、大学病院で進んでいる先進の免疫療法についてお話します。