妊娠糖尿病の診断基準がより安全に!

血糖値と妊娠の関係が分かってきました。
「母の日」にふさわしい話題が5月8日にNIH(米国立保健研究所)から発表されました。先天奇形と周産期のリスクを高める「妊娠糖尿病」の診断基準がより安全に変わるかも知れません。

妊娠糖尿病」というのは糖尿病の分類の一つですが、1型や2型糖尿病の診断基準とはかなり異なります。妊娠していなければ耐糖能障害(糖尿病予備軍)で済むレベルでも妊娠糖尿病と診断されます。それはマイルドな高血糖でも胎児に与える影響がとても大きいからです。

ただ、どのレベルで妊娠糖尿病とするかについては国際的に統一されてなく、基準となる考え方もデータも数十年前の旧式なものでした。

世界にまん延する肥満と2型糖尿病と歩調を合わせるように妊娠糖尿病も急増しています。そこでNIHがイニシアチブを取って9ヵ国、15の医療センターにおいて7年間にわたって25,000人以上の"糖尿病ではない妊婦"を前向き調査しました。75gブドウ糖負荷デストをして、妊娠中の血糖レベル、胎児の成長、分娩、産後のデータを集める大規模研究です。妊娠糖尿病の治療が必要になった人や死亡した人を除いて最終的に23,325人の女性が研究を全うしました。[HAPO study]

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