治療のゴールは断酒

アルコール依存症のみならず、一般的に、依存症の治療のゴールはその原因物質を2度と体の中に入れないことです。

心理的、身体的依存が一度形成されてしまうと、たとえ長い間、その物質から離れていたとしても、それが体に入った途端、心と体がその物質の効果を思い出してしまい、その物質に対するコントロールを無くしやすくなります。

アルコール依存症の場合は断酒がゴールとなります。自分や家族だけで解決しがたい場合は、薬物療法、心理療法、アルコールアノニマス、断酒会などの自助グループへの参加などを通じて、そのゴールへ向かって行きます。


家族の絆が問題飲酒対策の基礎です!

家庭内のコミュニケーション、スキンシップはアルコール依存症のみならず、心の病気に対する大切な予防手段です
断酒というゴールへ到達する事は実はなかなか容易ではない場合があり、依存症に対して予防は重要です。

妻がキッチンドリンカーになるのを防ぐためにはアルコールを求める元にある妻の心に生じている不安や葛藤を理解し、家族全体で解決を探る事が重要なカギであり、以下のような対策が有効であると思います。

  • 妻の不満に耳を傾ける
  • 一緒に過ごす時間を多くするようにする
  • 睡眠、食欲など妻の変調を見逃さない
  • 家族での会話を増やす
  • アルコール依存への知識を高める


  • 夫の知らない間に妻がキッチンドリンカーになるのは無縁な出来事と考え勝ちですが、家族のあり方を問いかける問題であると思います。

    家族のメンタルヘルスの基盤であるお互いを気遣う気持ち、相手への感謝や尊敬の気持ちはどうでしょうか? もしも、妻が普段何をしているか良く知らないといった状況なら、夫の気付かない間に妻が心の病気になっていたという事は起き得ることです。

    心の健康にとても重要な家族の絆。家庭ごとに習慣は異なるでしょうが、お帰りのキスの習慣があるだけでも、妻の飲酒には気付けるかもしれません。言うまでもないこととは思いますが、家庭内のコミュニケーション、スキンシップを大切にして行きましょう。


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