インタビュー内容~薬局での不妊相談とは?

今回は初めて不妊治療相談の出来る薬局への取材をさせて頂きました。静岡県焼津市にある神仙堂薬局です。以前より相談薬局ではどのようなカウンセリングをされているのかに注目していたので今回の取材は非常に興味深いものでした。それでは神仙堂薬局の鈴木先生へのインタビューをお伝えしましょう。

1) 鈴木先生が薬剤師になったきっかけを教えてください。

赤ちゃん
神仙堂薬局の理念が書いてある看板です。


うちは3代続く薬剤師一家です。祖父が薬局を経営し、祖母は看護師、父も薬剤師だった。もちろん兄弟も妻も薬剤師です(笑)。

私の子供時代の遊び場は薬局の店先で、そこでいつも目にしたのは、客のお礼と笑顔でした。「この間の薬はよく効いたよ。治った、ありがとう」と感謝される祖父や父の姿を見て育ったので、小学生の時から薬剤師になることを決めていました。

2) なぜ不妊の相談に力を入れるようになったのですか?

実は私の妻が不妊症だったことが原因です。妻は若い時から月経不順で排卵障害がありました。また、アトピー性皮膚炎も持っており、様々な身体のトラブルを抱えていました。また拒食傾向があり、食の細い体質でした。

最初は漢方とピルで月経周期を調節していましたが、それもかんばしくないので、色々と試行錯誤した結果、病院の治療にプラスして食事の工夫(分子栄養学)と漢方を組み合わせることで結果を出すことが出来ました。

最初の妊娠はHMG-HCG療法で双子を授かりました。
驚くべきは食事の工夫と漢方の治療の結果、3人目の子供は自然妊娠で授かりました。

この体験を基に食事の重要性を再確認したと共に、独自の身体作りの方法を見出しました。

3) その方法について詳しくお話頂けますか?

鈴木先生
鈴木先生です。優しい感じですが、ずばり生活の不摂生を見抜いてくれます。
妻の場合、食が細いゆえに様々な症状が出ていることに気づきました。ホルモン異常もアトピーもそれが原因だとわかったのです。ホルモンを身体の中で作り出すためにはコレステロールが必要であり、その他にもアミノ酸やミネラル、ビタミンが必要です。しかし、食が細かったり、胃腸が弱かったり、食事の栄養バランスが悪いとホルモンの分泌に影響している可能性が高いと考えられます。

そこで食事を細かくトレースし、身体に必要なものをきちんと摂取しているのかどうかを見て行きました。そしたら、食生活の傾向が見えてきたのです。

例えば、日本人の一般的な食事を思い浮かべてみるとこんな感じではないでしょうか?

朝:パンと卵焼きとスープ(牛乳)
昼:ざるそばとミニかつ丼
夜:ごはん、焼き魚、小皿2品、サラダ

これを見ていても分かるとおり、ホルモンや身体の組織に関連するアミノ酸やミネラル、ビタミンは少なくて、炭水化物が圧倒的に多いことがおわかりかと思います。ここに着目しました。

そして妻の食事の構成を変えると共にコンクレバンというアミノ酸製剤を投与して、血行を良くし、漢方を併用して体質改善を図ったのです。

その結果は先ほどお話したとおりです。

次ページでは不妊相談の詳しい流れや費用についてお話頂きました。