先日、読者の方から産婦人科の不妊治療に関する投書を頂きました。「自分が通っている病院は、不妊治療向きではないのかも……」。読んでいて、このようなケースは意外と多いのではと思いました。

私は全国の不妊専門クリニックを取材していますが、すべてある一定以上の水準を超えている先しか行っていないので、一般的な産婦人科クリニックについてあまり詳しく調べていませんでした。

まず投書の内容をご覧ください。

投書の内容……不妊治療が苦手な産婦人科?

赤ちゃん
クロミッドを半年以上使うのはナンセンスです。
いつも楽しみに拝見しております、Nと申します。今回は池上様に聞いてもらいたくてメールを送らせて頂きました。

私は○○県に住む36歳主婦です。5年前から近所の××産婦人科にて不妊治療を行っておりました。私は若い時から月経不順があり、一度中絶もしていることから妊娠についてはおぼろげながら難しいのだろうなあと自分で思っていました。

30歳の時に結婚して、結婚当初より子供が欲しくて頑張っていたのですが、予想通りうまくいきませんでした。そこで、近くの××産婦人科に行きました。院長先生は温厚な先生で今までの経緯をお話したところ、「まあしばらくうちへ通って様子を見ましょう」ということで治療が始まりました。

各種検査から始まり、半年ぐらいタイミング療法を行い、そしてその後にクロミッドを処方されて2年継続し、それでも出来ないのでHMD-HCG療法を1年続けていました。

4年も通って、出来ないので院長に高度な不妊治療の出来るクリニックへの転院のための紹介状をお願いしました。

そうしたら温厚だった院長は急に不機嫌になり、「僕を信じられないのか?残念だ!」と言って紹介状も書いてくれなかったのです。しようがないのでまた継続しますということでそれから2ヶ月通ったのですが、今までの院長の態度ではなくとても冷たくなったので、思い切って車で1時間かかる不妊専門クリニックへ紹介状なしで行きました。

産婦人科ドクターでも得意分野と不得意分野があります
そこで初めて色々な事がわかりました。

クロミッドは続けて使うと子宮内膜が薄くなってくるので6ヶ月以上は使うと逆効果になること、HMD-HCG療法を長く続けているとホルモンのバランスが崩れるために心身に負担をかけて、かえって卵巣を過剰に刺激したり、精神状態が不安定になることなど今までの治療が妊娠にむけての治療ではなくて、かえって不妊の原因を作り出していた事がわかったのです。

それを知った時にとても腹立たしく思ったのと同時に同じような人が日本全国にいるのではないかと思いました。

私が行っていた病院の院長のように、不妊について不勉強な産婦人科ドクターに診てもらっているが故に結果が出ないパターンが多いと思ったのです。

ちなみに私は現在、妊娠3ヶ月目です。4年以上も苦しんだのが嘘のようです。人工授精2回目で妊娠がわかりました。

そこで今回の私のケースをオールアバウトで紹介して欲しいと思ってメールを送った次第です。

次ページでは不妊に詳しくないドクターに治療してもらうコツをお伝え致します。