すぐに病院にかけこまなければならないような、命を左右するような大病ではないのだけれど、なんだか『人には言えないカラダの悩み』をお持ちの方が多いようです。家庭の医学では、そのようなお悩みを解決する方法を数回に分けてお答えしてまいります。

Q.自覚症状はないのですが、何となく『口が臭いのではないか?』と気になっています。毎日の歯磨き等で、気をつけることはありますか?!

A.自分の臭いや、他人の臭い。何となく気になりますよね。しかし、ヒトは元来無臭の動物です。なので、ヒトの体からは臭いを発することは出来ません。

だったら体がニオウのはなぜ??』『ヒトが発する臭いはどこからやってくるの??』そんな言葉が聞こえてきそうですが、まずは、下記に皆さんがニオイで悩んでいらっしゃるのではないか?と思われる部分についてピックアップしてみましたのでチェックしてみてください。

臭いが気になる部分
髪の毛、頭、、ワキ、足、全身(の汗)

実は、これらの部分から発される臭いは、全て細菌が作った複数の化学物質の臭いが混ざったものです。なので、口臭の原因は、口の中の細菌が犯人だったのです!それではどんな菌が『口臭』の原因となっているのでしょうか?


虫歯菌は口臭の主な原因ではありません
口の中に住む菌でいちばん有名菌は『虫歯菌』でしょう。虫歯菌は主に連鎖球菌と呼ばれており、口や咽頭に常在しています。また、最近はCMでもおなじみ『歯周病菌』。歯周病を引き起こす菌は特定の細菌を絞り込む事ができておりませんが、現在は、カビが歯周病を引き起こす犯人の一つとされています。

これらの菌は、不快な口臭を作り出すわけではないようです。


クサヤの臭いと口臭は同じ仲間の菌が関係!
突然ですが、クサヤという食べ物をご存知でしょうか?日本が世界に誇る発酵食品で、魚の干物です。独特の風味を持ち、非常に臭いのが特徴なのですが、このクサヤという干物のニオイと口臭の原因菌は嫌気性菌という一群の菌によって作られるというところで共通点があります。

この嫌気性菌の“嫌気”の“気”という字は空気の気=酸素の事です。この嫌気性菌は酸素があると生きて行くことができません。あまり考えたくないですが、口臭のある口は、口の中でクサヤの干物を作っている状態なのです。

しかし、『空気を吸って人間は生きているんだから、口には酸素がいっぱいではないの?』という疑問をもたれた方、御察しが良いですね。普通に考えると口の中は嫌気性菌が増殖できる環境ではありません。

しかし、良く考えてみてください。
口の中のある場所で、嫌気性菌が増殖できるところがあります。一体どこでしょう??>>次のページへ