苔に見えるもの、それは…
鏡で見ると、舌の中央部が苔が生えているように見えませんか? |
舌で体調がわかる!?
舌は古来から東洋医学などで、全身の健康状態を診断する重要なポイントの1つとされています。これらは「舌診」と呼ばれ、舌の全体の形や色つや、そして舌苔の状態、舌の裏の血管の状態などを総合的に観察して、健康状態を把握するというものです。特に上部消化器官との関連が深いと言われています。ちなみに正常の状態では、薄く白い苔のように見えます。舌苔の変化で概ね次のようなことがわかるとされています。
- 舌苔の量が多い
- 舌苔が黒い
舌苔が黄色い状態より、さらに症状が進行していると考えられる。
胃や腸などに何らかの症状がある。舌の本体が見えないほど、大量の舌苔がある場合には、症状が重いことをあらわしています。
舌苔がまったくない
一見健康そうですが、これは異常です。体の水分が少ない、栄養不足といった状態を表しています。
舌苔が黄色い
熱がある、水分が不足している、胃腸が弱っているなどの状態を示すことがあります。
実際の舌診では、舌苔のほかにも、舌の形や色のさまざまな組み合わせを総合的に判断して、体調を判断するようです。皆さんも風邪をひいて、熱が出たときなど、鏡で舌を見ると色や形、舌苔の状態が普段の状態と違うのが判ると思います。
>>では、舌苔は取った方がよいのでしょうか?>>