ワークシェアリングとは?
ワークシェアリングが実施されれば、残業時間が減る可能性が大…… |
ドイツのワークシェアリングは?
まず、ドイツの場合。2001年に勃発したアメリカの9.11テロ事件以降、航空会社のルフトハンザ社では、週5日労働を週4日に短縮。これに伴い、従業員の給料は80%に削減されました。ただ、同国の場合、日本と違って兼業規定(※)がないため、従業員は、他のアルバイトや自営業などによって、減収分を補った模様……。※ 従業員が他のアルバイトなどで働くことを、会社側が禁じる規定。
フランスのワークシェアリングは?
一方、フランスでは法律の改正によって、当初の週40時間労働を39時間→35時間へと、段階的に短縮。39時間への変更の際は、給料はそのまま維持されましたが、35時間への移行時には、労働組合が給料削減に猛反発! 結局、ワークシェアリングを導入した企業に、政府が助成金を出すことになりました。やはり、どこの国でも給料カットへの抵抗は大きい……。一方、ワークシェアリングの元祖として名高いオランダでは、その効果で失業率が劇的に低下! 一体どんな離れ技を使った?