日本の国技・相撲は、昔から日本人の娯楽として楽しまれてきました。最近では外国人力士の数がかなり増えていますが、海外の相撲の事情はどうなっているのでしょうか?

【CONTENTS】
世界にいろいろある相撲(1P目)
日本の相撲は世界でどこまで見られる?(1P目)
増える外国人力士(2P目)
外国人はどうやって力士になるのか?(2P目)
朝青龍と白鵬の出世経緯(2P目)

世界にいろいろある相撲

相撲は日本だけにあるように思ってしまうかもしれませんが、世界の国々にはそれぞれの相撲があります。

モンゴル
日本で活躍する多くの力士の出身地となったモンゴルでは、モンゴル独自の相撲であるブフという競技があります。これは日本の相撲のように相手を倒す、つまり足の裏以外の部分をつけさせると勝ちになりますが、土俵がありません。つまり押し出しなどで相手を外に出して勝ちということがなく、ともかく相手を倒すことが目的です。

スイス
ヨーロッパのスイスにはシュヴィンゲンというスイス相撲があります。これは木のクズをまいた土俵で行われますが、こちらも土俵の外に相手を出しても勝ちにならず、相手の両肩を地面につけると勝ちです。

トルコ
トルコにはヤールギュレシュという国技があり、この競技は相撲に似ていてトルコ相撲とも呼ばれています。ヤールギュレシュの特徴は、1対1で戦うにあたって選手が体中にオリーブオイルを塗ることにあります。

オリーブオイルを塗るのは、相手の体をつかみにくくして、競技をさらに難しいものにするためです。ルールは、相手を持ち上げて数歩歩くか、または相手の背中をつけると勝ちになります。ただし2004年からポイント制などが導入され、やや複雑になりました。
トルコの地図
東洋と西洋が交わる国・トルコには、ヤールギュレシュという相撲がある。

日本の相撲は世界でどこまで見られる?

それでは、日本の相撲は海外ではどの程度まで見られて、どの程度の人気があるのでしょうか?

日本で大相撲中継をやっているのはNHKですが、NHKは韓国や台湾などアジアの国では見られることが多いので、それらの国の人たちは気軽に相撲中継を見ることができます。

それ以外の地域、アメリカやヨーロッパでは、スポーツ専門チャンネルでダイジェスト的にやっている程度で、NHKのように全ての取り組みを中継することはあまりありません。それを考えると、欧米では相撲の知名度はあまり高くないと言えます。Sumoという単語くらいは知っていても、番付や力士の名前など、詳しいことを知っている人はかなり少ないと思われます。