中立な立場のセミナーは安心?
証券用語は難しい!でもコールセンターはつながらないし、どうしよう~。 |
費用面では、無料のセミナー・講座もありますが、場所代、テキスト代程度に1000円から3000円程度までかかるところがほとんど。費用がかかっても、その分の価値はあるということなので集まるのでしょう。
ただし、中立な立場を貫くあまり、具体的におススメの商品や、銘柄にまで言及することがあまりないのがデメリット。そのために、ちょっと物足りない思いをする場合もあるかもしれません。
これらの団体の目的は、純粋に投資家の育成のため、というのがほとんどです。日本の投資環境の活性化のためであったり、以前はかなり多かった金融機関と投資家の間のトラブルを防ぐためなどの目的ですから安心です。また、そのセミナーやイベントを開くこと自体が、主催者側の知名度アップにつながるということで積極的に開催している新聞社などのマスコミもあります。
金融機関ではない、民間の企業がセミナーの主催者になっていることもあります。例えばカルチャースクールとか、私立大学の市民講座などで開催する生涯学習などです。これらは、著名な講師で多くの受講者を呼び、受講料そのものが商売になっているわけですが、金融商品の勧誘を目的にしていませんから、話の内容については安心です。
ただし、受講料はテキスト代の実費ではなく、比較的高めに設定されています。内容に見合う受講料であれば、妥当な勉強代となるかと思います。それなりの受講料を徴収するならそれ相応に、セミナーや講座の内容も充実したもので構成されるでしょうから、本当に良い話を聞きたいなら、有料のセミナーや講座の方がかえって良いかもしれません。
これから予定しているセミナーはこんなところがあるようです。
・ WAFP関東(女性FPの会)
女性のファイナンシャル・プランナーのグループが毎年恒例で行っているセミナーと相談会。今年は北見久美子氏の「夢をかなえる 家計管理とプチ投資のすすめ」がセミナーのテーマ。
・ NPOエイプロシス「投資と学習を普及・推進する会」
証券会社のOB、OGが講師となり、投資クラブの育成や主に投資の初心者向けのセミナーを行っています。
・ 東証アカデミー(東京証券取引所)
投資経験レベル別、テーマは株式や投資信託、決算書の見方などバラエティに富んでいます。申込と同時に定員になることが多いので、早めにチェック
・ 日本経済新聞社
日経新聞の読み方、就職活動やキャリアへの活かし方、株式投資セミナーなど多彩。全国で開催されています。
証券会社では、かなり頻繁にセミナーをしています。次のページでは、証券会社のセミナーを見てみましょう。