文章:石原 敬子(All About「よくわかる経済」旧ガイド)
小泉首相就任時のTOPIXにようやく戻った東京株式市場。また、就任時TOPIXには届いたものの、日経平均ベースではまだ届いていません。就任時の株価近辺には壁ができているようです。今後の展開はどうなるのでしょうか。今回は、小泉政権の足跡と、株価の関係を振り返ってみましょう。(2005年10月21日現在)


【1】小泉純一郎首相就任
1359.29(2001年4月26日)

小泉首相の就任時、2001年4月26日のTOPIX(東証株価指数)終値は1359.29。その後は就任直後の2001年5月7日にザラバ高値で1441.00をつけた後、約2年間下げ続けることになります。

【2】小泉内閣「今後の経済財政運営および経済社会の構造改革に関する基本方針」(骨太の方針2003)閣議決定
1375.82(2001年6月11日)

「改革なくして成長なし」のスローガンのもと、構造改革の重要性を訴えましたが、不透明感がつのるばかり。株価は急降下に加速がつきます。7月11日の7党首討論会では、低迷する株価への対策として「改革を貫くことが一番」とさらに構造改革への取り組みを強調。

【3】米国同時多発テロ後
990.80(2001年9月12日)

深刻な景気後退に陥る危険性もささやかれましたが、日米欧などの政策当局が迅速かつ積極果敢に対応すれば回避できるとの見方も浮上し、株価は落ち着きを取り戻しました。

【4】骨太の方針の「改革工程表」発表
998.28(2001年9月26日)

改革に痛みを伴うことが織り込み済みだったと思われ、工程表発表後のTOPIXは上昇へ。

【5】平成13年度補正予算国会提出
1030.78(2001年11月9日)

補正予算を組み、新たなお金が産業界に流れることが期待されて、TOPIXは切り替えし、この月は1000ポイントを何とか死守。

ムード最悪、株価に悲観的だった2002年は次のページで。