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ガソリン価格は1998~99年に比べ、1リットル当たり50円以上も上昇! 今後もまだ上がりそう……
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留まるところを知らない原油価格の上昇。これに連動して、国内のガソリン価格もついに過去最高値を更新し、150円台が目の前! そこで、日本経済を恐怖のどん底に陥れる原油高の背景に迫ってみると……

【CONTENTS】
■1ページ…… 2007年、「第3次オイルショック」が襲来?!
■2ページ…… 原油価格を押し上げる要因とは?
■3ページ…… 価格高騰の最大の要因は……

ガソリン価格高騰で、「オイルショック2007」が襲来?!

11月7日、原油(精製されていない天然の石油)価格がニューヨークの先物相場で、一時1バレル(約159リットル)98.62ドルと、史上最高値を更新する中、国内のガソリン価格も上昇の一途! 1998~99年には、1リットル90円台を続けていたレギュラーガソリンの全国平均価格ですが、ここ2~3年は上昇傾向がすっかり定着。直近では149.9円(消費税込、11月5日時点、石油情報センター調べ)と、ついに今年8月に記録した過去最高値を更新! まさに「オイルショック2007」の様相を見せています。

1970年代、日本経済は2度のオイルショックに直面!

振り返れば、日本経済は過去2度にわたり、恐怖のオイルショック(石油危機)に見舞われています。

■第1次オイルショック…… 1973年勃発! 第4次中東戦争(アラブ諸国対イスラエル)をきっかけに、原油価格が急騰。国内でも、物価高騰や物不足への不安が高まり、多くの消費者が小売店に殺到! 一時は、トイレットペーパーなどが店頭から姿を消す騒動に発展しました。この時期はちょうど、「団塊の世代」=第1次ベビーブーマーの結婚適齢期。「団塊ジュニア」が続々と誕生する中、小さなベビーを抱えた若いパパとママは、日用品の確保に四苦八苦! そんな世相を反映してか、この年に流行した言葉は「節約は美徳」「じっと我慢の子であった……」。

■第2次オイルショック…… 79年勃発! イラン革命のさなか、同国が78年末に原油輸出を停止したため価格が急騰! 第1次オイルショックの時と同様、インフレ(物価の継続的上昇)が発生しましたが、前回ほどの激しさはなし……。ちなみに、この年に注目された新商品は、インベーダー・ゲーム(ガイドもハマリました!)、超音波美顔器(「きれいにならない!」との苦情もチラホラ)、自動車電話(当時はまだアナログ方式でした)、ウォークマン(満員電車の強い味方!)、使い捨てカイロ・シュガーレスガム(いまだに健在!)など。

そう言えば、第1次オイルショックが起こったのは、57カ月間も続いた「いざなぎ景気」(65年10月~70年7月)がちょうど終焉を迎えた頃。高度成長から低成長へと時代が移り変わる中、70年代は、日本経済にとり「試練の時代」だったと言えそうです。

ところで、最近の原油価格はなぜ、こんなに高騰が続く? 一番知りたいところを探ってみると…… → 次のページへ