2ページ目 【最南端、沖ノ鳥島がすごいことになっている!】
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【島国日本にとってゆずれない「200カイリ」】
日本の国土よりもはるかに大きな「排他的経済水域」
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国連海洋法条約では、「排他的経済水域(EEZ)」というものが認められています。領土の沿岸200海里(約380キロ)は、沿岸国の領海ではないものの、天然資源(海産物や石油などのエネルギー、鉱産資源)に対する優先権を与えられているとういものです。
(ただし、相手国までの海域が狭く200海里とれない場合は、双方の中間線がEEZの境界となります。くわしくはこちら「カスピ海は海か湖か」も御参照ください。)
ということは、下の地図のように広大な排他的経済水域を守るためには、なんとしても沖ノ鳥島をまもらなくてはならないのですね。
しかし、ここまでして島を守るのはどうか、という議論が他国からあがっているのも事実です。それに、国際海洋法条約第121条3項には、こんな条文もあります。
「人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない。」
これは苦しい~。1畳くらいしかない岩で、はたして人は経済的生活を維持できるのか。
ということは、やはりここにもだれか住まなくてはなりません。壮大なプロジェクト。というより、なんだか終わってしまった○波少年みたいだぞ。な○びなら住めるかも? 熱帯なので、水着で一年中すごしても寒いということはないはず。そのかわり波にのまれる心配はありますが・・・。