2ページ目 【最南端、沖ノ鳥島がすごいことになっている!】
3ページ目 【島国日本にとってゆずれない「200カイリ」】
【最南端、沖ノ鳥島がすごいことになっている!】
コンクリートで「岩」をかためて島の沈没を守っている
●こちらも要チェック! 政治についての基本知識と基本用語

そんな陸、というよりどうみても「岩」状態の陸地が、むかしは4つくらいあったらしいのですが、海の波に揉まれて、2つなくなってしまっていたらしいのです。
国連海洋法条約の第121条1項には、このようなことが書いてあります。
「島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、満潮時においても水面上にあるものをいう。」
珊瑚礁は満潮時には水没してしまう。よって、あとのこりの岩がぽきっと折れたら、島が消滅してしまう。こりゃたいへんだということで、のこりの2つの岩を、コンクリートで固めてしまいました。

とはいえ、こんな小さな島を巨額の費用をかけて守って、いったいなんの意味があるのでしょうか。あるんですね、大事な問題が。