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金利は貨幣のレンタル価格!! 金利はどう決まる?

【早わかり金融-2】 今回は、金利の決まり方の解説です。金利は貨幣のレンタル価格とわかればしめたものです。

執筆者:石川 秀樹


★ポイント★

(1)金利は貨幣のレンタル価格。
(2)金利はレンタル価格だから、レンタル市場の需要と供給で決まる。



金利と何でしょうか?貨幣のレンタル価格と考えるとよくわかります。ビデオを借りれば、一泊300円とレンタル料がかかります。同様に、貨幣という便利なものを借りるときにレンタル料として払うのが金利というわけです。

次に、金利はどう決まるのでしょうか?金利は貨幣市場の需要と供給により決まります。ここで、貨幣市場と言うのは実際に貨幣を売り買いする市場ではないことに注意してください。貨幣を売っても代わりにもらうものも貨幣ですから、貨幣の売り買いは意味がありません。貨幣市場とは、貨幣の貸し借りをするレンタル市場です。ですから、貨幣市場で需要者とは、買いたい人ではなく借りたい人を意味し、供給者とは、売る人ではなく貸したい人を意味します。

需要量が供給量より多ければ、需要量=借りたい人のほうが多いので貨幣が不足し、レンタル価格である利子率が上昇します。逆に、供給量=貸したい人の方が需要量より多ければ,貸したい人が多いので貨幣は余り、レンタル価格は下落します

このように金利は動き、最終的には、需要量(貨幣を借りたい、保有したい)と供給量(貨幣を貸したい、世の中の貨幣の存在量)が等しくなる水準に決まります


★ キーワード★

金利
貨幣のレンタル価格。貨幣市場において需要量(貨幣を借りたい、保有したい)と供給量(貨幣を貸したい、世の中の貨幣の存在量)が等しくなる水準に決まります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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