夏のボーナス、3年連続で過去最高額を更新!
長引く梅雨空より、ひと足お先! 順調街道を進む日本経済には、晴れやかな夏空が全開! |
※ 平均年齢37.8歳の加重平均。831社、7月4日時点。
それにしても、日銀が量的緩和解除(3月9日)、そしてゼロ金利維持から脱出(7月14日)と、世の中はインフレ・モードがいっぱい! これらの金融政策の大転換を受け、全国の銀行が相次いで預金金利をアップする一方、証券会社は「国債が魅力的だヨ」と、アピール作戦! 巷では、リッチになった個人マネーを巡る争奪戦が展開中デス。
ボーナス・アップは製造業が牽引! ところが……
※ 調査対象は主要22業種・大手288社。東証一部上場、従業員500人以上が原則。 ※ 金額は組合員1人当たりの加重平均(一部従業員平均含む)。 (社)日本経済団体連合会資料「2006年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況」[第2回集計](加重平均)(2006年6月28日)より作成 |
ところで、今夏のボーナスは、どんな業種でたくさん出たの? ヤッパリ、気になるよネ! では、上の表にご注目。日本経済団体連合会の「2006年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況」によると、主要22業種・大手163社の総平均は、昨年比2.18%のアップ(黄色部分)! そのうち、製造業139社は3.23%と、総平均の約1.5倍の増(赤色部分)。
中でも、鉄鋼(12社)は12.41%と、ナンバーワンを誇り、金額もナント113万円超の3ケタ・ボーナス! これに続くアップ率は非鉄・金属(12社)で、10.95%増(約76万円)。こうした超ウラヤマシイ~のボーナスは、中国を中心とした旺盛なアジア需要(鉄鋼)や、急伸する光ファイバー需要(非鉄・金属)のお蔭!
一方、サービス業など非製造業は、逆にマイナス0.27%と、ちょっぴり減少しました(緑色部分。ただ、調査対象が24社と、製造業に比べてカナリ少なめ。これ以外の会社はどうなんでしょう?)。
今夏のリッチなボーナスは、製造業が牽引役となっていると言えそうですネ。
このように、ボーナスのフトコロ状況を覗けば、業種間格差はあるものの、大勢として世の中ウハウハ景気!の様相。ところがその裏で、若い世代の収入格差が拡大している!という、衝撃の事実が判明したのデス。えっ、じゃあ、給料にも「勝ち組」ってあるの? → 次のページへ