モデルルーム見学/モデルルーム見学のコツ【出かける前に編】

はじめてのモデルルーム見学“超”入門(2ページ目)

新築マンションを買うなら、まずはモデルルームへ。と、頭では分かっていても、行ったことがないから勝手が分からないという人もいるのでは? そんな人のために、モデルルームはどんなところかお教えしましょう。

大森 広司

執筆者:大森 広司

マンション入門ガイド

1つ~3つ程度のモデルルームが設置されている

外観模型を見て希望する住戸の位置も確かめよう
外観模型を見て希望する住戸の位置も確かめよう
モデルルームを見学する手順は物件により若干異なりますが、典型的なケースで説明しましょう。まず販売センターに着いて受付で「初めてです」と告げると、アンケート用紙が手渡され、自分のことや家族のこと、希望する住戸のタイプ、予算、年収などを聞かれます。いきなり個人情報を書くのは少し抵抗があるかもしれませんが、正直に書いたほうがあとの商談がスムーズです。

その後、ビデオや模型を見てからいよいよモデルルーム見学です。販売センターの中にはたいてい1つ~3つくらいのタイプのモデルルームが設けられています。複数のモデルルームがある場合はそれぞれ広さや間取りが違うほか、床や壁の色など内装の仕様が異なるタイプでつくられていることがほとんどなので、自分の好みに合うかどうか見比べてみてください。

オプションの設備や建具はシールなどで確認

モデルルームには実際と同じ設備が付いていると述べましたが、価格には含まれない有料オプションの設備や建具が使われていることも少なくありません。その場合はシールなどが張られているので注意して見てみましょう。置かれている家具類も価格には含まれないのが通常です。

初めてモデルルームを見るときには、担当者が一緒に回るか、モデルルーム内に担当者が待機しているケースがほとんどです。分からない点や確認したいことがあれば、遠慮なく尋ねてみましょう。

モデルルーム内では実際に暮らした場合を想定して、部屋から部屋に移動したり、建具の扉を開け閉めしてみてください。トイレに腰掛けたり、浴槽に入って足を伸ばしてみるのもいいでしょう。ただし、モデルルームのある住戸タイプは限られるので、自分が実際に購入を検討しているタイプとは異なる間取りが多いことにも注意が必要です。

資金計画をシミュレーションしてもらえることも

モデルルーム見学が終わると、商談スペースに移って担当者と打ち合わせをします。ここではマンションの共用施設や周辺環境についてのさらに詳しい情報を教えてもらったり、住戸からの眺望をCG画面などで確認できる場合もあります。

さらに重要なのは、自分たちの予算や希望に合う住戸タイプがあるかどうかを確認する作業です。商談スペースではパソコンで資金計画のシミュレーションもしてくれることが多いので、予算を正直に話して相談に乗ってもらいましょう。

これらの手順を踏むと、1回のモデルルーム訪問で1~2時間かかるのが通常です。時間がない場合や、買う気があまりない場合などは最後の商談はパスしたほうがいいかもしれません。逆に物件が気に入った場合はじっくりと打ち合わせをして多くの情報を持ち帰るようにしましょう。

ちなみに帰りにはマンションのパンフレットをもらえることが多いのですが、最近の大規模物件などではずっしりと重い手提げ袋を手渡されることもあるので覚悟しておいてください。

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