モデルルーム見学/モデルルーム見学のコツ【出かける前に編】

モデルルームを効率的に見るための事前準備

新規モデルルームオープンが多いGWは、たくさんの物件が見学できるチャンス。連休を利用して集中的に複数の物件を比較検討できます。そこで今回は効率的なモデルルーム見学に欠かせない事前準備について紹介します。

大森 広司

執筆者:大森 広司

マンション入門ガイド

新規物件の多いGWは複数物件を比較検討するチャンス

GWの連休を利用して集中的にモデルルームを見学してみては?
GWの連休を利用して集中的にモデルルームを見学してみては?
新規モデルルームオープンの件数が増加する4月からGWにかけては、たくさんの物件を見学する絶好の機会です。特に、「普段忙しくて見学の時間がなかなか取れない」というような人は、気になる物件を一気にまとめて見学できるチャンス。連休を利用して集中的に複数の物件を見学すれば、記憶が鮮明なうちに情報が整理できて物件の比較検討もスムーズに行えるはず。また、GWは普段の週末よりも少し時間的な余裕が生まれるので、今までに行けなかった別のエリアに足を運んでみることもできます。

モデルルーム見学の平均は5件

ところで、実際にモデルルームを見学するとして、いったい何件くらい見るのが一般的なのでしょうか? リクルートがまとめた「首都圏新築マンション契約者動向調査」によれば、2006年に新築マンションを買った人の見学数の平均は5.0件。最も多いのは2~3件で32.5%、次いで4~5件の23.6%、0~1件の15.5%と5件以下で7割を占めるという結果が出ています。

■新築マンションの見学件数
※「2006年首都圏 新築マンション契約者動向調査」(リクルート)より


なかには10件、20件と精力的に物件巡りをしている人もいますが、これだけの物件を見て回るのには骨が折れますし、貴重な週末を何日も費やす必要が生じます。また、あまりたくさん見すぎると物件の情報が整理しにくくなり、記憶が混乱したり、はたまた物件のアラばかりに目が行ってしまい購入する意欲がそがれてしまうということもあるようです。

さすがに1件見ただけでは比較検討のしようがないので、少なくとも2~3件、やはり購入者平均の5件程度が妥当なところでしょう。目についた物件を手あたり次第に回ってみるのではなく、まずは住宅情報誌やインターネットなどを利用してある程度物件を絞り込んで見学することをおすすめします。

次ページではモデルルームを効率的に見学するための方法を考えてみます。

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